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昨日、測定の帰り、ホテルの手前でゴング・ベリのブレガンジュール(行進の音楽)に遭遇しました。おそらく、サヌールの海岸へ火葬した死者の灰を流しに行った帰りだったのでしょう。もう道路は通行止めで、たいへん。とりあえずホテルに戻り、荷物を置いて、走って追いかけました。そして、なんとか追いつき、10分くらいビデオを回しました。ということで、写真はこれ1枚だけ。
このグループはバリス・チナを踊るコミューンのゴング・ベリでした。チナとはCINA、すなわち、中国の意です。ゴング・ベリとは、中国の道教を信仰するコミューンのガムラン音楽であり、ゴングも、コブがあるものとないもの両方使います。クンダン(太鼓)もヒンドゥー教のものとは異なり、胴がふくらんだ和太鼓みたいなものを使います。そして、一番の特徴は日本の山伏と同じように、ほら貝を吹くということです。今回、ほら貝を吹くところをまじまじと見ましたが、なんと、吹くところは、ただ貝に穴が開いているだけでした。すごいですね。いや~、感動しました!
ゴング・ベリのブレガンジュールなんて、めったにお目にかかれません。ラッキーだったな。今度は是非、バリス・チナを見てみたいな..
我々の演奏の後に、ワヤン・トゥンジュク梅田一座によるワヤンクリッ「スタソマ物語(前編)~不殺の教え~ Stasoma」が上演されました。50分くらいしか時間がなかったので短縮版でしたが、電球ではなく、油で本当の火を使い、とても、幻想的な雰囲気でした。本日も、夕方からMM21ホール屋上庭園でワヤンクリッが上演されます。もちろん、私はチケットを買いました。
本番前のひととき。
クビャール・レゴンの踊り手と一緒に。
バリ舞踊祭の演奏、無事終了しました。戸塚に楽器を返しに行き、先ほど帰宅いたしました。いや~、楽しかったな。ジェゴガンの代用鍵盤の音が少し高く、ちょっと、うなりが速かったけど、とりあえず、クビャール・レゴンも楽しく演奏できたし。よかった、よかった。さて、本日は大学で高校生対象に模擬授業をするので、もう寝ます。お休みなさい。
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