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知り合いに誘われて、結婚式の前夜祭に行われたアルジャ劇を見に行きました。夜9時から始まり、12時前には終わると言ってましたが、始まったのが10時過ぎで、1時頃終わりました。本当に山奥の家で帰るのが大変でした。
一昨日、近くの骨董屋で購入したセーブルの花瓶である。1920年製、アールデコの時代。高さは12cm。デザインは古伊万里にある網目模様で、ちょっと中近東にある壺のような色である。
3年前見たときには、セーブルらしくなく、購入するのは躊躇していたが、今回、値段も大幅に下がり、資料的にも面白いかなという考えにいたり、思い切って購入した。
焼き締め陶器に見えるが磁器である。ちゃんと、網目模様の白い部分は光を通す。上から釉薬をかけているように見えるが、描いたようにも見える。見れば見るほど、不思議な花瓶である。
ちょうど3年前、ある西洋アンティークショップから送られてきた暑中見舞いの葉書がトカゲ特集だったので、日をまたいでアップします。トレイは、すべてロイヤルコペンハーゲン。たくさんあるでしょう。でも、これだけではありません。もっと、あります。ちなみに、蛇はもっと面白いのがあります。持ってませんが...
ロイヤルコペンハーゲンのトカゲとナメクジのトレイである。実は、前回のブログで、トカゲとともにナメクジの写真もアップしたかったが、ベランダで発生したナメクジは、すべて家内に駆除されてしまったので、写真が撮れなかった。残念。
作家はAndrea Pedersen(サインはAP)である。この作家は女性で、結婚してAndrea Nielsenになる。時代は1903年から1908年に作られたものである。
蜥蜴の作品は、たくさん種類が作られているが、人気があり、なかなか市場に出てこない。出てきても、とても高くて手が出ない。ので、なるべく見ないようにしている。私は、これひとつしか持っていない。日本でも爬虫類コレクターが多いので、手ごろな値段で出てくると、あっという間に売れてしまう。
どちらかといえば、この辺は、minaさんのテリトリーである。私のギャラリーにもいくつか掲載しているので、参考にしていただきたい。
実を申しますと、この青磁青花龍文管耳瓶は、本物かどうか悩んでいたものです。別のBBSで、龍の爪が5つあるものを持っているのでいずれアップしますと言ってしまったので、アップしようと思ってはいたのですが、なかなか踏ん切りが着きませんでした。
勉強会の後、皆さんと昼食を取っていたときに以前紹介したVOCマークの初期伊万里の話が出て、真贋の話になりました。そこで、この龍文管耳瓶の話をしましたら、是非見せて欲しいということなので、気が変わらないうちに、今回思い切ってアップしました。高さ20cmあります。
いろいろ考えて検討した結果、今はたぶん本物だろうと思っていますが、いかがでしょう。
今日は、上野の東京国立博物館の表慶館で、行われている「日仏交流150周年記念 オルセー美術館コレクション特別展 フランスが夢見た日本 陶器に写した北斎、広重」を見に行きました。そして、本日午後13時半から17時まで、その記念シンポジウムがあり、参加してきました。
発表は以下の4件でした。
発表1:「フランスにおける陶磁器のジャポニスム−《セルヴィス・ルソー》とその後の展開−」
三浦篤(東京大学教授)
発表2:「ルソーのテーブルウェアと幕末・明治の日本版画」 大久保純一(国立歴史博物館教授)
発表3:「フランス陶磁器におけるジャポニスムの諸相とその背景
−日本陶器への開眼からシャプレ、カリエスらの作陶へ−」 今井祐子(福井大学准教授)
発表4:「エミール・ガレにみるジャポニスム」 土田ルリ子(サントリー美術館学芸員)
とても面白く勉強になりました。「フランスにおける陶磁器のジャポニスム」とは何か、そして、なぜ、19世紀末にアールヌーヴォー磁器で一世を風靡した窯が本場フランスのセーブルではなく、ロイヤルコペンハーゲンだったのか(これは今回の発表や展示とは直接関係ありませんが、講演を聴いて私の中で納得ができました。)よく判りました。
深川製磁の彩磁真鯉文花瓶である。黒(茶も含む)を使って真鯉が釉下彩(釉薬の下に描くこと)で描かれている。時代は、おそらく、明治後期から大正、あるいは昭和初期に入っているかもしれない。要するに20世紀に入ってからのものである。もちろん、この鯉の絵柄の元は日本の浮世絵などの絵画からきている。しかし、この深川製磁の鯉は、おそらく、ロイヤルコペンハーゲンの花瓶あるいはプレートに釉下彩で描かれた真鯉あるいは魚に影響されて制作されたものとの私は考えている。時代的に見ても、ロイヤルコペンハーゲンの方が早い。
ロイヤルコペンハーゲンの釉下彩にジャポニズムを取り入れたのは、アーノルドクローである。彼は、1880年代後期に浮世絵や日本の絵画をフランスのビング商会から購入し、いち早く釉下彩磁器の絵柄に取り入れたのである。実際、広重の「絵本手引草」などに描かれている魚をそのまま花瓶に描いている。この「絵本手引草」もクローはビングから購入している。
いろいろ批判はあるかもしれないが、私は深川製磁はロイヤルコペンハーゲンの作品をどこかで見て、この釉下彩の真鯉あるいは魚シリーズを制作をしたと考えている。
これ以外の写真も私の HP 彩磁真鯉文花瓶 に掲載しているので参考にしていただきたい。
Utanの公演に行ってきました。Utanは森の意味です。
前回のOmbak(うなり)の公演より音はクリアに聴こえました。今回は、お客さんが前の方にたくさん座っていたので、吸音されて音の明瞭度が上がったのかもしれません。また、ガムランにジェゴガンが入り、うなりもよく聴こえました。でも、ホーメイとコラボレーションすると、やはり、ホーメイのパワーの方がすごいです。なぜでしょうかね。やはり、身体から音を出しているからでしょうか。この音と張り合えるのはガムランではゴングしかありませんね。でも、よく共鳴しておりました。
山川さんの話ですと、イギルという弦楽器はヘッドが馬ですので、モンゴルの馬頭琴と間違われるようですが、ロシア連邦トゥバ共和国の楽器だそうです。モンゴル民族とトゥバ民族との間は諍いが何度かあり、仲が悪いそうで、馬頭琴と間違えると大変なことになるそうです。気をつけましょう。
今回の踊りは、バリの儀式で行われるトペン4つ(クラス、トゥワ、ダラム、そして、シダカルヤ)とルジャン(写真)、そして、クビャール・トロンポンでした。ルジャン以外はいずれもバリ人によって踊られました。
最後のシダカルヤ(Hirakegoma−Izumo)はとても良かったです。演奏もシタールとイギルそしてホーメイととても良く溶け合っていました。
ひさしぶりに、奥にある押入れを開けることになったので、我が家で一番大きい陶磁器の写真を撮ることができました。
高さ95cm、最大径40cm、口径36.5cmあります。おそらく、20世紀後半の台湾製と思われます。
大きいでしょう。これが届いたとき、家の奥さんに棺桶が届いたと思ったと皮肉を言われました。ちょうど、クリスタルグレイズをいろいろ調べていたときにネットオークションで遭遇して落とした瓶です。
私もこんなに大きいものとは思いませんでした。
クリスタルグレイズ(結晶釉)は、ロイヤルコペンハーゲンが1888年頃、開発に成功しました。1889年のパリ万博で初めて有色のクリスタルグレイズを出品し、さらに1893年のシカゴ万博でたくさん出品して、一世を風靡しました。当時アールヌーヴォーが流行していたので、釉技における磁器のアール・ヌーヴォーとして、その後、いろいろな窯がこれの製作に取り組みました。
ブルーが一番結晶を出しやすい色だそうです。
昨日、神奈川県立歴史博物館へ田邊哲人氏の特別展記念講演会「Made in Yokohamaの陶磁器」を聞きにいきました。田邊さんは真葛香山の世界的コレクターであり、また、今回の特別展「横浜・東京 明治の輸出陶磁器」で展示されている大半は田邊さんのもので、田邊コレクション展といっても過言ではありません。
講演会には、全国から応募があり、かなりの倍率だったようです。当日は、磁器の薄さを比較するために、田邊さん所有の真葛や井村製のC&Sを実際に回して触らしてもらいました。そして、どうやってこんなに薄く製作するのかみんなで考えましょうということから始まり、いかに明治の輸出陶磁器が日本でいままで評価されなかったか、そして、もっと評価されるべきであるということを力説されておりました。真葛は井村製のように薄く製作できなかったようです。というか、帰ってから田邊さんの本(写真)を読むと香山は薄く作ることに批判的だったようですね。
40年間集め続けて3000点ほどお持ちだそうです。いくら安い時期に購入したからといっても資金がなければこれだけ集まらないでしょう。やはり会社の社長さんだからできたことだと思います。とてもエネルギッシュな面白い方でした。
今回の特別展の図録、来週あたりで品切れになるようです。まだ、購入していない方は急いだ方がいいですよ。また、田邊さんの本もそろそろ残部が少なくなってきたようです。
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