『養殖アワビ』 日本と韓国の現状!
Oct
27
【韓国の養殖アワビ事情】
韓国の養殖アワビは、現在年間4000トン以上が養殖され、1000トンほどが日本に輸出されてるようです。
※日本の天然アワビの漁獲量は(注1)約2000トンほどです。
韓国の南西部、莞島郡(ワンド)、統営(旧・忠武)、麗水、木浦、等の海域で養殖が盛んです。
※弊社は当時、慶尚南道統営市で真珠養殖・加工・販売に携わていました。
韓国は日本と違い海上養殖(生簀養殖)ですので海と同じ状態での養殖です。
海上養殖では対馬海流の温暖な黒潮の影響を直接受けるのと、
三陸産のエゾアワビの稚貝を養殖しているため、品質、味とも日本と変わりません。
韓国に行くと漁港や市場で大小(20g~100g以上)のアワビがたくさん売られています。
朝食やお酒を飲む前によく食べる 「アワビ粥」 やお酒の肴として刺身やいろんな料理があります。
★値段は日本と比べて半値以下での販売・卸しです。
【日本の養殖アワビ事情】
養殖アワビは日本国内でも20数年ほど前から盛んに行われています。
ただ日本国内は陸上養殖(水槽養殖)が多く、海での状態とは多少なり変わってきます。
また、森のアワビといわれ人工海水を使いプールでの養殖もされているようです。
人工採苗して稚貝で各漁協に出荷し、養殖海域に散布して大きくする方法と、
そのまま陸上養殖で70ミリ~90ミリまで大きくして、販売する方法の二つがあります。
後者は、ホテルや回転寿司チェーン、量販店(スーパー等)などに販売されています。
ただ、養殖コストが掛かるのがネックですので、韓国産よりも高値での取引となっています。
(注1)日本の漁業法で天然アワビは9cm以上、100g以上の漁獲制限があります。
【コスモ海洋牧場(株)の養殖アワビの記事】
★以前、弊社とアワビ貝の件で交流があった会社です。
1987年にコスモ松山石油株式会社の製油所内にあわび種苗センターを設立し、あわびの稚貝生産を始めました。
現在、エゾアワビとメガイアワビの稚貝生産に加え、2002年よりイヨアワビ(ハイブリット)の稚貝生産を開始しています。
民間レベルでは最大級の生産設備を有し、「活力ある稚貝」との評価を得ています。
稚貝は、エゾアワビ・メガイアワビの他、高水温・病気に強い稚貝として当社で開発を行ったイヨアワビ(きめ細かく甘みが強い)を養殖専用の15mmより各種サイズを販売しています。
松山で生産した稚貝を、陸上・海上で2年~2年半かけて育てた、殻長65mm~80mmのエゾアワビとイヨアワビを「活」のまま、年間を通じて、同一サイズ、同一価格でお届けします。
ハイブリットとは、交雑種のことを言います。コスモ海洋牧場で生産しておりますイヨアワビは、エゾアワビとメガイアワビの交雑種で新品種です。
Posted at 2013-10-27 17:48
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Posted at 2013-10-28 04:37
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Posted at 2013-10-28 00:53
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Posted at 2013-10-28 09:59
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