Jun
30,
2018
T社がEVを発売出来ない理由
以下は、独断と偏見での私見です、完全な裏が取れているわけではありません。
理由
1:下請けをがんじがらめにしたピラミッド構造、彼らは多くは他社の仕事はもちろん、研究開発などの余裕は無い、この状態でEVに切り替えれば多くの倒産・廃業がでて、その反動はすべてT社に向かうので。
もっと、詳細を述べます、マフラーを作っている下請けは、マフラーしか作る事はありません、製造のコストダウンのために、巨大な設備が必要ですが、これはすべてT社の系列企業からの賄います、無論有償ですが、その金額たるや、零細企業では及びもつかぬ高額で、その内容など精査できません。
要は、このまま仕事をやって行けば、そのうち返済が終わり、以後は利益が出るとの提案です。疑問があっても多くは断る事が出来ません。
この設備投資金額の正当も問題です、設備関連会社の多くは、ここでも多くの利益を上げている可能性がありま、運転資金はT社が出してくれるので、銀行の審査など無縁です。
さあ、ここでEVになったらこの会社はどうするのでしょうか?
燃料・排気・エンジン・冷却の部品はもちろん不要、電装系も変更となります。そして恐ろしいのは、その下請けの下請けが山程いることです。高額な設備投資は誰が面倒みてくれるのでしょうか・・・
自己責任で片付けるにはちょっと無理があると思います。
呆れた事にT社は、毎年納入価格を切り下げを下請けに要求します、最上の
年で切り下げを中止くらいで、切り上げ等聞いた事がありません。最後は限りなくゼロにするのでしょうか・・・
我々は、これをT社の枯れた雑巾を絞ると言います、
少し考えれば、これはムチャムチャな話だとわかります、下請けはこれに苦しんでいますが、等のT社は当然のようにしています。しかし、この散々痛めつけた後に、EVにしたので、あなたの部品は来月から無用と言えるでしょうか。少しの下請け数ならともかく、それが大規模になって時、大きな社会問題になることは必定です、T社はこれに耐えれるとはとても思えません。
故にEVへの転換は出来ないのです。
2:ディラー車検などのメンテナンスで売上を作っている販売拠点はEVでは
やって行けない。
内燃機関はとにかくメンテナンスが必要です、そのためT社は扱い車種ごとにディーラーを決め、そこで、このメンテナンスでの売上を確保しています、ディーラ車検はとにかく高い事はみんな知っていますが、これは部品点数が多いので仕方なく出来ること、EVではこの売上確保するのは難しい。
劣化する部品が少ないのです。故にEVには慎重にならざるをえないのです。
3:テスラなど目標とする車の研究が十分ではない、開発者にはテスラをあてがい、私用に使わせるぐらいのやらないと、本当の研究開発は難しい。
テスラと内燃機関の車は、恐ろしいほど違います、これは乗らないとわからない、買ってバラせばよいとはとても思えないのですが、T社はこれをやって
いるのでしょうか?
4:カンバン方式など、既に賞味期限の終わったシステムが現存し、これが足かせとなってEV部品調達が難しい。
カンバン方式は私も長年みてきましたが、これは一言で言えば、元請けのわがままを下請けに押し付ける奴隷制度、これでは優秀な下請けは来ないし、育成は出来ない。結局1:のような下請けが集まっているのです。
T社の工場の付近には、納入時間を待つトラックの群れが一杯います、
これはジャストオンタイムで納入するために待たされているのです、これは
無駄ではないのでしょうか・・・・
5:ハイブリッドやFCVを作った実績があり、これに社内外が慢心していつでも作れると思い込んでいる。ところがEVと自己充電式(FCVやPHV)はバッテリの搭載容量は小さいのです、テスラと比べると1/10。
バッテリの扱いは実に難しいのです、大容量のバッテリは充放電時に大きな熱を発生するため、この放熱が大変です、この放熱のために、車体にバッテリを搭載ではなく、バッテリをベースにして車体を作らないと出来ません。
T社はバッテリの調達が材料の関係で出来ないとの理由でEVから逃げています、さらに充電電気が不足するなど、ド素人と思える理論を振りかざしています、この手の提灯記事を書くライターが一杯いますが、彼らはなんの責任もとらずに、平気で嘘をかいているのです。
これは下請けやディーラーの延命策とか思えません。
企業構造上、EVは無理だと思います、過去の蓄積財産(内部留保)は、本来下請けが得るものを搾取しただけで、叩いて均すと、実は赤字企業では
無いかと思うほどです。(これはT社に限りませんが)
T社のことですからとっくに研究していると思いますが、ハイブリッドの成功
が今に思えば裏目に出、構造上EVが無理だと悟り、時間を稼いでいると
思います。
とにかく、T社はレンジが広すぎ車種が多すぎる、これは下請け泣かせ。
Lexusの部品精度をやかましく言い立てていましたが、それなら単価を
上げるのが本筋の話。
日本はコストダウンは、同品質で価格を下げる事、ちょっと無理があります。
とにかく、生産設備は過剰な気がします、既に時代が変わっているのに、
いまだに20年前のまま。車種増やす事は下請けに負荷がかかります、一旦
広げた構成は縮小するのは大変、この意味で本当に企業全体(下請けもふくめ)が黒字なのでしょうか
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