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10キロレースコースの一部であるMercer Island Trail
今年もあと数日を残すのみ。今年もくまごろうは結構真面目に週2回のランニングを続けた。1月3日の8キロランが走り初めで、12月25日の8キロランが今年93回目のランニングとなった。多分大晦日までにもう1回走って今年は94回となるだろ。昨年は101回走っているので及ばないが、記録を取りはじめた2008年が82回、例年は90回前後なので平年を上回る走り込みだ。幸いなことに今年は1度も膝痛、腰痛、捻挫などがなかった。
今年は5月頃から体力の衰えを感じて5.8キロと7.7キロを交互に走った時期もあり、11月には来年のマーサーアイランド10キロレースはやめて5キロレースに参加しようか、と真剣に考えたが、もしもそうすればこれからは毎年5キロレースにしか参加しなくなるだろうと思い、完走出来なければ途中歩いても良いと考えなおして、12月初めに3月のレース以来初めて10キロのレースコースを試走した。タイムは1時間7分53秒で今年のレースタイムである1時間3分59秒より遅いが、例年レースでは練習よりも早く走っているので大略今年のレース並みのタイムになることが期待出来る。10キロを走れることを確認後は毎回8キロを走っている。
今日、2015年3月22日のマーサーアイランド10キロレースに登録した。もう後戻りは出来ない。新年を迎えたら何回か10キロのコースを走ってレースに備えるつもりだ。
日本のテレビニュースを見ていたら、倉本昌弘が日本シニアオープン選手権で優勝したニュースが流れていた。くまごろうがゴルフを始めた頃、倉本は日本を代表するプロゴルファーであり、テレビでの彼のゴルフレッスンをよく見たが、優勝した倉本は随分歳を取ったものだ。かく言うくまごろうも同じだけ歳を取ったので人のことは言えない。
最近文芸春秋で日本PGA会長である倉本が、東京オリンピックのゴルフ会場は既に内定した霞ヶ関カンツリー倶楽部ではなく、江東区の都営若洲ゴルフリンクスを使用すべきだ、と述べている記事を読んだが、オリンピック終了後の競技場利用の観点から倉本会長の主張は説得力がある。霞ヶ関カンツリー倶楽部は歴史ある名門コースではあるが、メンバークラブであり、一般人は簡単にはプレイ出来ないが、都営の若洲は誰でもプレイ出来る。コースまでのアクセスも選手村から至近距離であり、埼玉県川越にある霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催する場合には競技場までの高速道路の通行規制が必要である、という点もコンパクトなオリンピックを売りにしてきた東京オリンピックでは若洲に分がある。舛添知事も最近ロンドンを訪問し、オリンピック終了後の競技場利用を重視する姿勢を示しているので、くまごろうは今後のゴルフ会場選定を注視していく。
MLBのワールドシリーズが終了し、Daylight Saving Timeから再び標準時に戻るとゴルフシーズンは終わる。今年のUSGAによるゴルフスコアのポスティングはワシントン州では10月31日で終了し、来年春まではラウンドしたスコアは登録されない。
今年のくまごろうのUSGAハンディキャップインデックス(GHIN)は17.1で始まった。シーズン初めは原因不明の不調で6月1日には18.4となったが、スウィング、アプローチショット、パッティングを色々と考察した結果、8月15日には16.3まで低減した。しかし努力の甲斐もなく目標の15.0を達成することは叶わず、16.8でシーズンを終えることになる。因みにシーズン終了時のGHINは昨年が前述の17.1、一昨年が16.1であった。
これからこの地域では雨が多く、気温も15℃以下でゴルフをやるにはベストには程遠い条件であるが、来シーズンのために出来るだけラウンドを重ね、念願の15.0以下を達成するために努力しよう。
ホームコースの11番ホール/パー4
9月になるとシアトルの多くのゴルフ場では冬の雨に備えるためにフェアウェイやグリーンに砂を撒く。そのため折角のゴルフシーズンなのにグリーンは遅く、フェアウェイのコンディションは悪くなっていつものようなゴルフが出来ない。
そのせいかどうかはわからないが、最近くまごろうのゴルフの調子は良くない。8月は90前後でラウンドしていたのに、9月になってからは90代の後半が多い。先週のラウンドでもパーのがしのボギーが2ホール続いた後の3番ホールで、第2打が20センチほど足りなくてグリーン手前のバンカーのほぼ垂直な部分に突き刺さり、バンカー脱出に3打も叩いてパー4のホールで8打となってしまった。このような不運が少なくなく、前半か後半のどちらかのハーフで50となってしまう。これではUSGAのハンディキャップを15.0以下とする今年の目標は達成出来ない。
ゴルフクラブのメーカーが使用しているスウィングマシンという機械でゴルフボールを打てば、スウィングプレーンを常に一定に保つことが出来、またクラブのフェースが目標に正しく向った状態で打つことが出来る。しかし生身の人間がスウィングする場合、フェースをきちんと合わせることが容易ではなく、もしもフェースの角度が5度狂えば200ヤード先では17ヤードも目標からずれることになる。加えてスウィングがアウトサイドインとなればボールに時計回りの回転を与え、ボールは右にカーブしてスライスとなる。1日に数百、数千ものボールを打って練習するプロならいざ知らず、くまごろうのような素人がボールを打つ場合は1打ごとにどこにボールが行くかは打ってみなければわからない。
最近のくまごろうのゴルフを詳細に検討してみると、ドライバーショットがフェアウェイにあるにもかかわらず、2打目がまっすぐ飛んでも狙ったラインからずれたり、スライスすることによりグリーンを外すことが少なくない。正確な2打目を打つよう、もう少し集中する必要がある。またグリーン手前が砂っぽいために、アプローチショットを失敗することもある。これらの点に注意して、残りが少なくなったゴルフシーズンを楽しみ、目標達成に努力しよう。
ゴルフにはドライバーやフェアウェイウッドのような150ヤード以上の飛距離が必要なロングショット、150ヤードから50ヤード位までの正確さを求められるショット、50ヤードより短く如何にピンのそばに寄せるかが重要なアプローチショット、グリーン周りのバンカーショット、それにパッティングのすべてが揃わないとスコアがまとまらない。
くまごろうのようなボギーゴルファーにとっては、ドライバーの調子の良い日に限ってアプローチショットにミスが多いとか、パットが今ひとつ決まらないなどの理由でスコアが90を超えてしまうことが一般的だが、逆に何もかもがうまく行って、自分でも驚くような80台前半でホールアウトするような幸運な日もごくまれにある。
くまごろうの今年のゴルフの目標は例年と同じUSGAのハンディキャップが15.0以下となることであるが、今年のシーズンは17.1から始まった。春先は雨が多いためフェアウェイが湿っていてミスを犯しやすく、またアプローチショットも何となく勘が鈍っている感じでいまいちの上、グリーンもシーズン真っ盛りに比較して遅くラインが読みづらいのでスコアはまとまりにくい。この間にはあろうことか100叩きの日も何回かあり、そのため4月15日のハンディキャップは17.8、5月15日に至っては18.2と目標からどんどん遠ざかってゆく。
しかし5月に入って天候が安定し、フェアウェイも適当な固さになってくるとドライバーの飛距離が増し、ミドルアイアンショットが狙い通りになる確率が良くなり、グリーンではラインを読んだようにボールが転がる頻度が増してスコアがまとまってくる。ハンディキャップは過去20回のラウンドの結果によるため、6月15日には17.2と少しだけ下がったが、更に7月15日には16.4まで良くなった。この2ヶ月間に80台のラウンドが3回、93以下が4回あったことが貢献している。この調子でシーズンを過ごせば15.0達成も夢ではない。
ゴルフとは統計的なゲームである。くまごろうのホームコースハンディキャップは現在19だが、これは1ラウンドに19回ミスを犯す確率がある、ということである。確かに土曜定例ゴルフの仲間とラウンドすると、ハンディキャップ10のメンバーは例え1番、2番ホールで連続してダブルボギーを叩いても、80から85位でフィニッシュしている。だから彼にはたくさんハンディを貰っても、ナッソーでは取ったり取られたりでうまくバランスしている。
アメリカでも日本でも世はランニングが大はやりだ。あちこちで5キロ、10キロ、ハーフマラソン、フルマラソンをはじめ100キロレースなど、中には富士山一周レースのようなやや自虐的なレースまである。走ることは健康づくりのためには決して悪いことではないが、健康のためだけなら毎日30分以上呼吸が少し荒くなるスピードで歩く方が良い、という意見もある。確かに走ると膝や腰などに負担がかかり、十分なウォーミングアップや筋力トレーニングが不足すると怪我をすることも少なくない。
くまごろうが走るようになったのは1990年からで、既に25年も走っていることになる。それまで勤務していた会社を退職して事業を立ち上げた時、健康づくりもマネジメントの重要な職務のひとつと考えて、昼食時に事務所の隣にあったWashington Athletic Clubのインドアトラックを走ることとした。またゴルフの飛距離を伸ばしたくて、体幹を強化する下心もあった。はじめは1周100メートルのトラックを20周位走っていたが、少しづつ距離を伸ばし50周を超える位までは走れるようになった。折りしもくまごろうの住んでいるMercer Islandで8 Km & Half Marathonが開催されることを知り、8キロに挑戦することとした。
最初に参加した8キロレースでは起伏が多く体力的には随分きつかったが、インドアコースでは味わえないアウトドアコースの気持ち良さと、他の参加者と一緒に走る楽しさ、それにゴールした後の達成感に魅了され、爾来、このレースを目標に日頃のトレーニングに励むようになった。
確かに走り始めの1キロ程度はコースが登りでなければ気分爽快で楽しい。エキササイズをやっているという充実感もある。しかし3キロを過ぎると息も少し上がり、やや苦しくなってくる。くまごろうが日頃走るコースは悪いことにこのあたりがやや急な上り坂になり、一層苦しくなる。それでも体調が上々の時はもう少しの辛抱と走るが、体調がベストでないと辛く、何度も走るのをやめたくなる。でもくまごろうの性格で、決してやめたりはしない。6キロを過ぎればあと少しという思いで惰性のように設定したコースを走りきる。ゴールに達すると何とも言えない達成感に満たされ、自己満足に陥る。
くまごろうが走るのは、健康のためとか体力強化のためという初めの理由も無いわけではないが、実のところ予定した日に走らないと後ろめたさを感じるので、それを避けるために義務として走っているとも言える。天候や体調や他の用事で予定した日に走ることが出来ないことは時々あるが、1週間以上走らないと筋肉が衰えるのでは、という恐怖感もあって走っている。つまるところくまごろうが走る理由は義務感のためだ、と言えなくもない。もっともくまごろうにとっては走ることにより胃腸の調子が良い、というおまけもある。
このところゴルフの調子が悪く、なかなかハーフで45を切ることが出来ない。ティーショットを左に引っぱったりセカンドショットがぶれたりする上、パットが何となく狂っているため、折角寄せでパーチャンスを作ってもパーが取れず、逆にダブルボギーが多い。おかげでスコアは90台の後半で低迷しており、時々3桁になることもある。
先週は水曜日にローカルクラブの対抗戦であるSenior ExchangeでBear Creekをわがホームコースに招いたが50/46と冴えない結果に終わり、また土曜定例ゴルフではあろうことか52/53を叩き、ナッソーで皆にむしられる羽目となった。19番ホールではやけ酒をあおり、家に戻ってからもワインを飲んで憂さを晴らした。一瞬、もうゴルフはやめる潮時かな?とさえ思った。
今朝はSenior Exchange第2戦、晴天のもとBear Creekを訪れ午前8時30分ショットガンスタートで先週と同じメンバーでラウンドした。このコースはアップダウンが多く、ウォーターハザードもたくさんあり、おまけにグリーンが難しいコースとして知られているが、くまごろうはなぜかSenior Exchangeでは相性が良く、2012年は42/45、2013年は46/47で何らかの賞を貰っている。今日は最初のホールではグリーンを読み違えてダブルボギーを叩いたが、その後はパーのがしのボギーが続き、苦手の8番池越えホールでは2打でグリーンに乗せ、パーが取れた。結局前半のスコアは45となったが、先週とは大違いでショット、パット共に悪くない。
後半もショットは冴え、15番までは1オーバーパー、16番では3パットのダブルボギーとしたが18番ではよもやのバーディを奪い、上ってみれば39、トータルは84と今年最高のスコアとなった。この好成績のおかげでBest Netの賞金$8とグループとしての2 Best Balls1位の賞金$17を得た。
今週末もこの調子が続くことを念願している。
レースに出発前のわがやでの勇姿
昨日、毎年恒例のMercer Island 10 Km Runを走ってきた。今年は日頃のトレーニングでもこれまでの7.5キロのコースを9キロに延ばしてスタミナの向上に努めてきたが、1月はタイムが56分台だったものが、その後は左大腿部の深部に感じる痛みのせいかタイムは58-59分台で、今年のレースでは1時間を切ることは難しいと思っていた。
レース当日は晴れ気温7℃と良いコンディションだ。5時45分に起床し、6時15分にトースト2枚、ハムエッグ、オレンジ、オレンジジュース、ミルクの朝食をとり、8時30分のスタートに備える。わがやを8時10分に出発し、洋子さんに車で送ってもらいスタート地点には8時25分に到着した。
今年の10キロラン参加者は615名、最初の2マイルはトレーニングよりも2分ほど速いペースで通過したが、4マイルポスト手前の上り坂はきつい。5マイルポスト手前の急な登りでは約3分間、走り続けることが出来ず歩いてしまった。その後も自分を叱咤激励しながらゴールにたどり着いたが、タイムは案の定1時間3分36秒で、目標の1時間を切ることは叶わなかった。
今年の10キロランの全参加者平均タイムは1時間3分59秒で、かろうじて平均タイムを上回ったが全体では349位。わがエージグループでは1時間1分27秒の1位に次いで2位、ちなみに3位は1時間12分22秒だったから余裕の2位と言える。参考までに60歳以上全体で見ると1位は48分3秒、2位は57分41秒で、くまごろうは堂々の4位となる。60歳以上で10キロを1時間程度で走ることはまだ誇りに思っても良いのだろう。
しかし昨年の58分30秒や一昨年の58分51秒に較べると今年は大分遅くなっている。これも体力の低下と諦めるべきか。今年のレースでは途中、随分と苦しかったので来年は5キロレースに変更しようか、とも思うが、少し位遅くても10キロを完走したという自己満足も捨てきれない。来年まで大いに悩むことになるだろう。
シアトルタイムズより借用。24番はくまごろうと同じゴールデンベアーであるランニングバックのマーショーン・リンチ
昨日はプロのアメリカンフットボールのカンファレンスチャンピオンシップが2試合行われ、ナショナルカンファレンスはシアトル・シーホークスがサンフランシスコ・フォーティナイナーズを破り、またアメリカンカンファレンスはデンバー・ブロンコスがニューイングランド・ペィトリオッツを破り、それぞれのカンフェレンスのチャンピオンに輝いた。シアトル・マリナーズが低迷し、スーパーソニックスがオクラホマに移動した最近のシアトルプロスポーツでは唯一の快挙である。2月2日にはスーパーボウルで宿敵デンバーと対戦することになる。デンバーには以前、ジョン・エルウェイという名クオーターバックがいて、シーホークスはいつも苦杯を喫していたが、今のデンバーにはMVPを4回受賞したペイトン・マニングがおり、簡単には勝たせてくれそうもない。しかし今シーズンのシーホークスはディフェンスが良いので勝てるチャンスもあろう。昨日の試合でも最後はディフェンスによるパスのインターセプトで勝利したようなものだ。
くまごろうも昔は熱心なフットボールファンで、スティーブ・ラージェントがワイドレシーバーだった頃は何回もシアトルのキングドームにシーホークスのゲームを見に行った。2005年にはナショナルカンファレンスのチャンピオンとなり、第40回のスーパーボウルに出場したが、ピッツバーグパイレーツに敗れた。2006年、2007年、2010年も西地区のディビジョンチャンピオンにはなったがカンフェレンスタイトル戦では敗退し、スーパーボウルには参戦出来なかった。
フットボールは極めてアメリカ的なスポーツである。各ポジションが専門化されており、オフェンスのラインマンでボールを持ったことがないプレーヤーもたくさんいる。プロフットボールのコーチに聞いた話では、ラインマンは相撲の立会いを1試合に何十回も行うようなものだと言う。残り時間がほとんどない中で、フィールドゴールにより勝敗が決まる際、キッカーはボールを蹴るだけが仕事であり、そのフィールドゴールを失敗した時は地元ではマスコミに叩かれて立つ瀬がない。
アメリカでもサッカーは人気が上昇しており、サッカーチームに所属している子供達も少なくないが、プロのサッカーがあまり盛んにならないのは、野球、バスケットボール、それにフットボールでは頻繁にゲームが中断し、その間テレビではコマーシャルを流せるのに対し、サッカーではコマーシャルブレイクが取れないためだという。この点も如何にもアメリカらしい。
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