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くまごろうのひとりごと

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窓の話1『はじめに』

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くまごろうは長らく住宅や商業建築のためのアメリカ製の窓を商ってきたので、窓については一応プロであると自認している。窓は住宅建材の中ではArt & Science、すなわち美と科学の結晶のひとつであり、興味を持つと奥が深いものである。いつまで続くかわからないが、月に一回位のペースで徒然なるままにこれまでに学んだ窓について生活にかかわりの深い話を書き記してみる。

窓は室内と屋外を結ぶ建具であり、換気と採光の機能を持っている。しかし窓は冬には室内の熱を失い、夏は望まない太陽の輻射熱を室内に吸収する建具であり、窓の性能が住宅の光熱費に大きな影響を及ぼすことになる。また窓は建具の中では比較的高価であり、一度取付けると簡単に交換出来るものではない。そのため窓を選ぶにはその特徴、性能、耐久性などを十分吟味しなければならないが、施主はケースメント、ダブルハング、オーニングなど窓のデザインや機能に対して意見を述べても、建築士や工務店が勧めるメーカーの窓を特に深く考えずに採用しているケースがほとんどではないだろうか。

たとえ施主が窓を自分で指定する場合でも、住宅建築雑誌に広告が掲載されている国産、または外国の大手メーカーの窓を盲目的に選ぶことが多いのではないだろうか。しかし広告ではその商品のセールスポイントが強調されており、短所を見抜くことは専門知識がなければ不可能だ。

建築士があるメーカーの窓を勧めるのは、過去にその窓を使って建てた家がデザイン的に良く出来て、施主にも気に入ってもらえたとか、メーカーのカタログやインターネットを見てデザインが良いので是非使ってみたい、という理由が多いのではないだろうか。でも窓の良し悪しは気密性、水密性、透視性、断熱性、遮熱性などに加え耐久性も検討すべきであり、これは10年か20年経たないとわからない。

工務店があるメーカーの窓を勧めるのはその窓の代理店になっているからとか、そのメーカーの取扱店とのつながりが深い、という理由が一般的ではないだろうか。工務店が施主に「これは良い窓ですよ。」というのは、必ずしも施主にとって「良い窓」ではなく、しばしば工務店にとって扱いやすい、あるいは儲かる「良い窓」である。

くまごろうはこれまでに日本各地の多くの工務店や建築士と会ったが、窓について十分な知識を持っている人にはあまり会ったことがない。また、ホームショウなどで窓を展示している人たちと話す機会も少なくなかったが、窓に関する基本知識を十分に持った人は極めて限られていると思われた。

日本で窓に関する本を随分探したが、専門書をたくさん置いている東京神田の大きな本屋さんでも、『建築家のためのガラスの知識(鹿島出版会発行)』を見つけることは出来たが、窓の本を見つけることは出来なかった。そこで少しでも多くの人に窓に関する知識を理解してほしい、という願いをこめてこの一文を書いてみる。

くまごろうの持っている窓の知識の大部分はアメリカにおける窓に関するものである。それはアメリカで窓を勉強し、現在もアメリカに居住しているため、日本における窓の実情には必ずしも詳しくないためである。しかしながら日本にはアメリカから多くの窓が輸入されているにもかかわらず、ものづくりが得意な日本からアメリカに窓が輸出されていない現実は、窓に関してはアメリカが先進国である証しである、と思っている。だからアメリカにおける窓の知識は必ず日本でも役に立つと確信している。
#PC #テクノロジー #ネット

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ボーイング787 Dreamliner

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ボーイング787 Dreaml...
今日、孫息子と一緒にシアトルの北約30キロにあるThe Future Flight Aviation Centerを訪ねた。このミュージアムに展示されているものは、実物大のボーイング747のジェットエンジンモデル、多分737の実物のコクピット、実物のボーイング747垂直尾翼、最新の飛行機であるボーイング787の実物大客室モデル、カーボンファイバー・エポキシ樹脂コンポジットによる787の機体断面構造のディスプレイなどがあり、航空ファンにはたまらないものばかりだ。

ボーイング787 Dreamlinerは21世紀の飛行機と呼ばれ、機体や翼の大部分は金属ではない。これまで旅客機に広く使われているアルミ合金は同じ強度を持たせるのにスチールの約50%の重量であるが、カーボンファイバー・エポキシコンポジットはアルミ合金の更に約50%の重量とのこと、重量軽減による燃料の節約は著しい。カーボンファイバーには東レの技術が使われている。予めインターネットで予約した入場券はボーイングのエベレット工場見学付きで、私は過去に5、6回この工場を見学しているが、今回は今月15日に初飛行した787 Dreamlinerのアッセンブリープラントも見学出来るとのことで、期待が大きい。

この工場は容積では世界でもっとも大きな建物で、アメリカンフットボールの競技場とほぼ同じ大きさのドアが6個並んでいる。解説にはなかったが、これはアッセンブリーラインが6本あることを意味していると思う。今回の工場見学では先ず747のアッセンブリーラインを見学し、次いでもっとも東側にある787とその西隣の777のラインを見学した。

工場の中では北側から飛行機が組立てられてゆき、少しづつ南に移動して完成した機体は南側の大きなドアを開いて屋外に搬出され、更に南に建てられたペイントハンガーに移動して塗装を行う。747のラインでは4機がほぼ機体の組立てを終わっており、エンジン・ランディングギアの取付けや内装、艤装などを行っていた。機体はアルミ合金を保護するグリーンのプラスチックコーティングが施されている。

期待の787のラインには全日空の組立てがほぼ終わった機体が4機並んでいた。胴体はカンザスやノースカロライナから、また主翼は名古屋から送られてくる。まだエンジンやランディングギアは取付けられていない。解説によれば現在2機の787で行っているテストフライトのデータに基づいて更に設計変更が行われるかもしれないとのことであった。すべてが順調に進むと来年中に1号機が全日空に引き渡され、その後も生産される50機が全日空向けとのことであった。外観だけでは777とさして変らないが、787には最先端技術が多く採用されており次世代の飛行機にふさわしい。この飛行機に日本の最先端技術が多く採用されていることを誇りに思う。
#PC #テクノロジー #ネット

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ロボット

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昨日バージニア州の郵便局で武装した男が人質3人をとって立てこもった事件はアメリカ中にテレビで放映された。この男はプラスチック爆弾と4丁の銃を所持していたそうだ。8時間後にこの男は投降し、人質は無事解放された。

この事件解決に活躍したのが武装したロボットだったのはいかにもアメリカらしい。銃を持ったロボットが犯人に接近し、犯人がロボットに対して両手を挙げて投降している写真は少しこっけいでもある。ロボットにこのような使い方があるとはアメリカならではのような気がする。

アメリカでは他国と同様、かねてより戦争に使うための戦闘用ロボットを開発している。アフガニスタンで使用されている偵察用または攻撃用無人機も一種のロボットだ。戦闘用ロボットは第二次世界大戦でも使用されており、必ずしも目新しいものではないが、今後も破壊力の大きいロボットが開発されていくことだろう。

これらのロボットを開発しているのは先進国や大国であり、ロボットとの戦いを余儀なくされるのは開発途上国の兵士と思われる。戦争に正義を持ち出しても詮無きこととは思うが、敵国の兵士ではなくロボットに殺される兵士はあまりにも気の毒なことだ。

鉄腕アトムの世界では決して人間に刃を向けないことがロボット界の掟であったと思うが、その影響か日本でのロボット開発は危険な作業の代行、介護、人間に潤いを与えるものなど人間界を支えるものが中心のように思えるが、現実の国際社会ではこの掟が守られていない。ジュネーブ諸条約に鉄腕アトムの掟を加えるよう、日本政府は尽力すべきと思うのだが。
#PC #テクノロジー #ネット

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