勤王の志士を想う・悦 凱陣(よろこびがいじん)
Mar
25
ひょんなことから、四国酒まつりに行ってから日本酒の美味しさにはまりました。まず、林檎の様な酸味のあるフルーティー阿波池田の「三好菊」、高知のやはりフルーティーでスキッとした「安芸虎」、山口の超有名酒「獺祭」これは味わい深くそしてやはり梨の様なフルーティーなお酒でした。それ以外にも、「今小町」「芳水」「鳴門鯛」も飲んで見ました。日本酒新時代の酒はフルーティーな酸味と米の旨味と香りが口の中で拡がる美味しい酒でした。
此処でいよいよ先日頂いた「悦 凱陣」の封を切りました。この酒に関して酒屋の主人が「日本酒新時代の酒とは全く逆のベクトルを持つ酒だ」と言っていたのを確かめる様に一口口に含みました。ああ、確かに今までのようにフルーティーさは余り感じられません。深い味わいです。凱陣は今まで飲んでいた伝統的な日本酒の味わいです。が、何処か違います。くせになる様な美味いあじわいです。
ついつい多く呑んでしまいました。
幕末、琴平は天領で勤王の志を持った日柳燕石(くさなぎえんせき)と言う博徒の大親分が仕切っていました。また「悦 凱陣」の丸尾本店の主人長谷川佐太郎も勤王家でした。そんな所でしたので多くの勤王の志士が立ち寄っています。坂本龍馬も脱藩後立ち寄った可能性もあります。また丸尾本店には隠し部屋が有って高杉晋作や桂小五郎が此処に潜んで捕手から逃れ、この罪で燕石は高松藩の牢に4年入っていたという逸話が残っています。かつて勤王の志士も同じこの酒を呑んで日本の行く末を議論していたかと思うと、大きなロマンを感じます。
丸尾本店には「燕石」という名の酒も有るのですよ。
「悦 凱陣」という日本酒はそうした背景と歴史もからませながらも、伝統からズーンと突き出た日本酒の様に思います。
旧金毘羅街道に在る志士の像(YouTube動画です) : http://youtu.be/vYPf-HA52hQ
Posted at 2013-03-25 20:15
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Posted at 2013-03-26 11:07
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Posted at 2013-03-26 02:46
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Posted at 2013-03-28 22:32
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