王墓山古墳は古墳時代も後期、6世紀前半に造られた前方後円墳です。横穴式石室になっていて 玄室内には遺体を納める石屋形(いしやがた)が造られています。これは九州地方に多く見られるもので、四国では初めての発見でした。 発掘調査によって多くの副葬品が出土しました。馬具類、須恵器、土師器や装飾品など質量共に素晴らしいものです。中でも金銅製の冠帽は全国的にも珍しく、大和王朝から権力の象徴として贈られた物と考えられています。 横穴式石室を埋葬施設とする前方後円墳は県下では此処だけで相当な有力豪族がこの付近に居たことを物語っています。また豊富な副葬品や石屋形の施設から、この豪族は活発に各地と交流していたことが判ります。
Posted at 2015-05-01 15:32
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Posted at 2015-05-01 16:28
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