会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day9)「財務経理部門の提供価値」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も昨日に引き続き、私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(本日)
第三部:経理財務部門をどう活用するか

そして今日も第二部、

第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」を、

私自身の反省も含めて綴って行きます。

章立て
1.財務経理部門の存在意義(完了)
2.財務経理パーソンが目指すもの(本日)
3.「ありたい姿」の具体的イメージ


「財務経理パーソンが目指すもの」


今日の章立て
1.ゼロベースで考える財務経理部門の「提供価値」
2.財務経理パーソンが目指すもの


今日の章立て
1.ゼロベースで考える財務経理部門の「提供価値」

(1)先日触れた「財務経理部門の存在意義」で、経理のある部分の「機能」は外注できそうだ、という話をしました。

それを踏まえた上で改めて、財務経理部門の「提供価値」は何でしょうか?

もう少し踏み込んで言うと、社内で財務経理部門を抱えることで得られる便益(ベネフィット)は何でしょうか?

(2)お金を扱う財務経理部門ですが、そもそも会社にとって「お金」とは何でしょうか?

会社にとって「お金」は、目的ではなく「手段」である、と私は考えています。人間の体に喩えると「血液」または「血流」のような気がします。

(3)体を動かすために必要な「血液」や、栄養を体内に行き渡らせるための「血流」があるように、会社・事業にはお金が必要です。

(4)そして、自社の事業展開という目的を達成するための「お金」というものを管理し、「血流」つまり、必要な事業に必要な栄養が届いているかをモニターする役割を財務経理部門が担っているように思います。

(5)そう捉えると財務経理部門の「提供価値」は、事業の目的を達成するための血液である「お金」が社内で適切に管理されていること。

そして、適切に活用されているかをモニターし、必要であればアラームを発する部門。

と言うことは、事業戦略をきちんと理解していて、そのためにはどういうリソースが、どういう事業分野で必要で、その充足具合が現時点でどういう状況なのか?

それらを常に監視している役割と言えるかと思います。


2.財務経理パーソンが目指すもの

(1)財務経理部門がその提供価値を生み出すためには、そこに属する経理パーソンはどうあるべき、何を目指す必要があるのでしょうか?

(2)まず思い当たるのな、自社の事業戦略や方向性を正確に理解していること。そしてその戦略・方向性として、事業の目標を「数字」という観点で把握していること。

(3)また、事業運営を行う上で、目標値に対してどこまで達成しているのか?などの判断が必要です。

つまり進捗判断のための数字的・金額的評価基準を持っていること。これはしばしばKPI(Key Performance Index/Indicator)と呼ばれるものでもあります。

(4)それから「財務経理部門」としての戦略、という発想も必要だと感じます。

事業の成長や発展、または不測のリスク、などにお金の備えを常に勘案しておくことも財務経理部門には必要です。

銀行借入がスムーズに出来るような準備や、M&Aなどの取引に備えて知識・経験やノウハウを蓄えておく、という備えも欲しいです。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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