著者~ 中西 輝政 (なかにし てるまさ) さん 京都大学名誉教授(国際政治学) <歴史を紐解いていくと人々の心の動きが見えてくる> 今、人間の歴史を大きく動かす中心軸は<物から心へ>と転換が起こっていることを、歴史が私たちに教えています。 <賢い生き方>について考えると、最後は心の大事さに行き着きます。 これは、人間の生き方だけではなく、国についても同じです。 日本国内だけで通用する感覚に従っていると、どうしても <国の内と外>とで相当に常識がずれてしまいます。 アメリカは同盟国と言えども、保護者ではない。 中国やロシアと同じような外国なのであり、<我々は日本なのだ>と言う気持ちを最も強く持って対する必要があります。 * 京都大学で留学生が驚いた<この国のおかしさ> 欧米やアジアの留学生と話をしていると、皆が次の三つのことに驚いたと言います。 1. <バカバカしいテレビ番組が多過ぎる>と言います。 2・ <日本に行くと、女性の性風俗がとても乱れていて、エイズが流行っていて大変だから気を付けるように>と、国を出る時に両親に言われたと言います。 3・ 日本人の友達が話題にしているのがブランド製品とかバーゲンなどを始めとして<物やお金の話>ばかりだということです。 イギリスやアメリカの大学町で生活していると、ほとんどお金はかかりません。 もし大学町でお金を派手に使っている学生がいれば、とんでもない<バカ者>として、皆に軽蔑されます。 小生は勉強が嫌いで、諸事情で上級学校に進学しなかった・・ その代り幼い頃から猛烈に<社会勉強??>をしました・・ いつも<年長組(父親位の人>に混じって、<雑巾がけ>を心がけた・・ 27歳で独立した風雲児??が<オイルショック>で破綻し・・以後<黒子>に徹しています・・ 若い時に鍛えられたので・・<何事にも手抜きをしない習慣>が、身についた。 <人は身の丈の範囲で~生ある内は日々勉強~研鑽??>を、目標にしています。 間もなく <七転び八起き>・・老兵は <最後の再起>の準備を始めます。