書籍名~ <私の万華鏡> 著者~ 井 村 君 江 さん~ 妖精学の第一人者・・明星大学名誉教授 妖精美術館(福島県大沼郡金山町)館長・・うつのみや妖精ミュージアム名誉館長 発行所~ 紅 書 房 小生は、この本を読むまでは<妖精学>と分類される学問を知らなかった・・ <妖精>とは、子供の頃聴いた話の中に登場するん<水の妖精>・・ 幽霊ではないが・・うまく説明できない 辞書を開くと <西洋の神話や民話などに登場する人間の姿をした精霊のこと> 自然の力を宿した神霊の中でも、人のかたちをしたものを妖精と呼ぶ。 井村さんは<摩訶不思議な世??>を、研究されている専門家の大御所です・・ 小生がPCで新刊本の予約をした際・・<万華鏡>が目に付いた・・ 子供の頃筒を覗き込んだ時に <七色の光>が、目の前で飛び交い・・着色された紙きれやビーズが、コロコロ移動して・・不思議な展開に驚いた・・ その摩訶不思議な筒が <万華鏡>だった・・ それ以来60数年お目にかかったことがなかったので・・<万華鏡>にかかわる本だと思って借りたが・・内容は違っていた。 井村さんが・・菊 池 寛・・西 條 八 十・・堀 口大 學・・佐 藤春 夫・・三島由紀夫・・ 司馬遼太郎・・などの文豪たちとの思い出を <万華鏡>を回すように縦横に織りなされる人間模様が、書かれている・・ <菊池 寛>の講演で聴いた話・・<カエルの逸話>小学生の頃いつも上着のポケットに生きたカエルを入れており・・それが急に飛び出して、自分も会った人も驚いたという・・ <三島由紀夫> そういえば<三島さん>は、年を取るのを嫌がっていた・・ <年を取るってことは滑稽だね・許せない>といつも言って、<英雄の死>に憧れを持っていた。 <西郷隆盛>は50歳で世を去り・・私は今なら英雄たる最終年齢に間に合うのだ・・ 井村さんが出会った多くの方たちの中から36人を選んで構成されている・・ 井村さんが名誉館長をしている<うつのみや妖精ミュージアム>のHPを見ると 11月30日に、妖怪漫画の巨匠・水木しげる先生がご逝去されました。 当館では現在、水木しげる先生を偲んで、 生前、親交の深かった井村君江名誉館長による追悼文と 水木先生より賜りましたサイン色紙を展示しております。 < 妖精~妖怪 >・・同種類の組み合わせらしい・・ 息子夫婦は共に<井村名誉教授>の門下生で <明星大学>の卒業生です・・