NPOの勉強会で講師で来られた長田英史さんから毎月3回(5の日)に有益な内容のメールが届きます。 「いつも同じような顔ぶれで…」 と悩んでいる人は、「分母」のことを考えていますか? もしかして、参加者が「いつも同じ顔ぶれ」なだけでなく、 分母も「いつも同じ顔ぶれ」なのではないでしょうか? 同じような広報物をつくり、同じような告知方法を繰り返せば、 いつも同じような分母に繰り返しリーチすることになります。 「いつも同じ顔ぶれ」を避けるなら、分母を広げるか、 いつもと違う属性の人々にリーチしなくてはなりません。 * 自治体であれば、「広報〇〇〇」への依存をしないこと。 そもそも、区市町村発行の「広報〇〇〇」を読んでいる人は、 地域で暮らす限定された範囲の人々です。属性も偏っています。 * 団体の場合、「広報物」の内容やデザインに注力して、 「告知方法」にまで気がまわらないところが多いようです。 地域のどんな人たちに、届けたいのか? そういう人たちが集まる場所、目にする場所はどこか? ・ターゲットとなる人たちはどんな属性か? ・その人たちに届く告知方法は何か? ・その人たちに訴求できる広報物とはどんなものか? 自分が接している世界だけが、すべてではない。 当然のことのようですが、忘れがちですよね。 ちろん客観的なデータの話をする場合は別ですが、 印象レベルの話だと、そのまま受け入れられません。 同じような人たちと、同じようなことばかり話していると、 いつの間にか目の前の現実をスタンダードにしてしまう。 客観性を保てず、他人から聞いた印象を鵜呑みにして、 それが先入観となり、知らないうちに囚われてしまう。 小生の周辺でも・組織やグループで、変化を避けて固定化を望む人が多いのに悩んでいる。 ぬるま湯につかっているのは快い! ただし現状維持は、退歩につながる。 新しいメンバー・多くの意見等を取り入れないと・組織は疲弊してしまう。