【Day445】情シス心得「はじめに」を公開してみます
Jan
16
昨日、執筆中の「情シス心得」の「はじめに」を推敲しました!
せっかくなので、こちらで先行で公開することにしますね。
(内容は、変更になる可能性があります)
はじめに
私は、地方で働く「情シスマン」です。情シス歴20年以上になります。「情シス」という言葉が世間に浸透する前からになりますね。「情シス」とは、情報システム部門の略のことで、企業が使うネットワーク、IT機器、業務システムなどを構築・運用する部署になります。
随分とまあ長い間、一企業の情報担当として悪戦苦闘してきました。
15年以上前には、今で言うところの「ひとり情シス」に近い立場も経験しています。今振り返ってみると、何が正しくて、何を頼りに仕事をしていけばいいのか、途方に暮れていた時期だったと思います。毎日残業をしても、仕事がどんどんと積み上がっていきました。特に30歳頃は、自分の時間がほとんど無く、心にぽっかり穴が開いていた時期だったように記憶しています。
そんな頃、ちょっとでも現状を打破したいと思い、藁をつかむ思いで本屋に行ってみたところ、たくさんの「自己啓発本」があることを知りました。20代では遊ぶことばかり考えていたため、読書時間はゼロ。お恥ずかしい限りですね。しかし、切羽詰まっていたからこそ、私は読書に、本から取得できる情報に活路を見出したのでした。この書籍の中に自分が求める「正解」がきっとあるはず! そう信じて、何冊も何冊も本を読み漁りました。本だけでは物足りず、オーディオブックにも手を出して、通勤途中に聴きまくっていたことを思い出します(斎藤ひとりさん、Earl Nightingaleなど)。
その活動の中で、自分が最も大切にしている言葉「ひとつだけ拾えば、ひとつだけ綺麗になる」という鍵山秀三郎さんの考え方に、ついに出会うことができたのです! その言葉のおかげで少しずつ乱れた心が整っていくことになります。タスクに押しつぶされそうな状況でも、「小さなタスクを完了しただけでも、綺麗な理想の世界に近づいているのだ!」と思えるようになりました。「自分の小さな行動は、決して無駄にはならないよ」と、少しずつ、自分を認めることができるようになっていきました。
この本は、私がたくさんの自己啓発本から大切にしたいことを吸収し、「情シス」の仕事に取り入れてきたことをまとめたものになります。「理念」、「問題解決」、「インフラ管理・トラブル対応」、「習慣」、「法則(原理・原則)」、「啓発」の6つのカテゴリーに分けてありますので、気になるところから読んでいただいてOKでございます。
正直にお話させていただくと、2020年代に突入しているにも関わらず、クラウド利用はまだまだ少ないですし、フルリモートのテレワークも行っていません。しかしながら、どんな状況であっても、30代前半から中盤にかけて、本から学んだ教訓は、10年以上経った今でも、私にとっては「金言」であり、次の打ち手の「指針」になっています。それは、VUCAと言われる激動の時代においても、決して色褪せることはないでしょう。
この本は、「情シスマン」の私が、「情シスマン」の方へ向けて、少しでも「働きやすさ」を提供できればと思い、私自身の「考え方」、「情シス・マインド」をまとめた55のエッセンス集になります。読者の皆様にとって、何か1つでも「いいな」と思っていただき、新しい「行動」につながってくれるのなら、著者としては、これほど嬉しいことはございません。
さあ、『情シス心得』のはじまり、はじまり~~!!
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