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少年スポーツあるある「声が出てなーい!」

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サッカーのネタだけど野球しか写... サッカーのネタだけど野球しか写真がない(;´∀`)
スポーツコミュニケーションアドバイザーとして活動していて、以前少年野球チームでメンタルコーチをしていたこともあるので時折スポーツをやっているお子さんをお持ちのお母さんから質問をいただく時があります

今日はこんな質問が寄せられたのでそれにお答えしてみようと思います

サッカーをやっている息子さんのいるお母さんから

「小学生の息子が入っているチームの子たちは声が出ません
特にわが子は声を出すくらいならやめたいというくらい
こんなときどんなアプローチをしたらいいですか?」

チームでやるスポーツでは声を掛け合う場面って結構ありますよね
競技によっても目的が分かれるところです

  • 連携プレーのため

  • 仲間をはげますため、リラックスさせるため

  • 自分を鼓舞するため(野球のバッチ打ってこいとか)

  • 指示を伝えるため


声を出して前向きな言葉を自分や仲間にかけることで脳が良いイメージを作り出してそれが体に作用するという効果もあります

そして勢いにのってるチームはほとんど皆良く声をかけあってるし声もでかいです

でも

声が出ないってよくあります

考えられる原因は

  • 声を出すことの目的や効果を分かっていないまたは知らない

  • 目的や効果を分かっているけどそこまで勝ちたいと思ってない

  • 気持がのっていない

  • プレイに自信がないから声も小さくなっちゃう


などですが、次の3つのポイントに着目して見てみると子どもたちのこといろいろ分かってくるのではないでしょうか

1.チームまたは子どもはどのフェーズにいるか


どんなモチベーションでその競技をやっているか
そのチームで何を求めているか

スポーツをやる理由が「ただ楽しみたい」と「オリンピックで金メダルとりたい」では行って帰ってくるほどのレベル感に違いがあります

大人は子どもたちが皆「勝ちたい」と思ってスポーツをやっていると思いがちですがはっきり言ってそれは勘違いです

例えば
そこにいるのがただ楽しい→サッカーが好き→上手くできたのが嬉しい→もっと上手くなりたい→試合で勝ちたい→上のレベルを目指したい

のようにモチベーションのフェーズは段階的に移行していきます

どのフェーズにいるかで子どもが求めてるものが変わってきます

なので、まずは聴いてみる
いきなりだとほんと尋問みたいになっちゃうから徐々にとか雑談のついでとかですけど

サッカーやってて嬉しいときってどんなとき?とか
どうしてサッカー続けてるの?とか

サッカーやってる理由が上手くなって勝ちたいだけとは限らないから

うちの長男は野球やってた一番の理由が仲間と一緒にいるのが楽しいから、でした
なので上手くなるとかは第一目的じゃなかった(;'∀')

上手くなりたい、勝ちたいと思えてはじめてそれに対して必要なことを自分からしようと思える

2.子どもはどんなタイプか


人にはコミュニケーションの取り方にクセがあってそれは大きく4つに分かれると言われています

コミュニケーションスタイル診断で検索するといろいろ出てくるので参考にしていただくといいと思います

その中でも自分から先頭切って指示出しして引っ張っていくタイプやとにかく陽気に皆を盛り上げていくタイプは声も出やすいタイプです

反対にみんながうまくやれるように縁の下の力持ち的に働いたり、冷静に分析などをしていくタイプの子たちは自己主張控えめなので声を出すことに抵抗を感じがちです

あなたのお子さんがどのタイプか見てみると声を出すのが平気なタイプか出しづらいタイプかも見えてくるかもしれません

3.声を出す目的も含め子どもたちに考えさせてみる


これに似たことを前に少年野球チームでやったことがあります

「試合で上手くいかないときってどんな時?」
ってうまくいかないパターンを思いつくだけたくさん付箋に一個ずつ書いて出してもらう
(他には?て質問を使ってたくさん引き出す)

で、出てきたものを見比べて似てるものがあったらグルーピングさせてみる

それぞれのグループについて、
「これがあると何が起こるのー?」
って聞いて考えてもらう(これも色を変えた付箋に書く)

で、「じゃあそれぞれがどうなったらいい?」
って順番にきく

次は
「そのために何をしたい?」

最後
「これできたらどんなチームになれそう?」
って聴く

声を出すだけでなく試合に必要なこととして子どもたちに自分で考えてもらう

子どもたち考えてないようでちゃーんと聴いたら考えます
野球チームでやった時は監督コーチが

「こんなに考えれるんや」

って驚いてた


以上、思いつくことを書いてみました

声を出す、出さないひとつとっても必ず何か理由がある
知識不足や理解不足の場合もあるけどその子なりの何かを心に持っています

それを誰かが分かってあげると案外すんなり行動するときもある

子どもの声に耳を傾けられる大人がたくさん増えるといいなと思います


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Coaching Lab Tranquilla 代表 横山純子

オンライン・対面双方でコーチングセッション
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