今時、「庚申(コウシン)信仰、庚申さん」等と言ってもピンと来ないだろう。
信仰の由来を語れば長くなる、で略。
簡単に言えば道端信仰で、江戸期にはかなり盛んであったらしい。
“庚申”干支(エト)でいう“カノエサル”、60年周期で巡ってくる。
それ故、還暦・・めでたい日でもあった。
今でも様々な所で石仏として目にすることはあるだろう。
集落の外れ、街道沿い等々、道しるべでもあったと思える。
山懐・裾の奥深くにも存在する。
おもしろいことに、石仏の碑文等を見ると、神仏混交であったことが伺える。
庚申信仰の礼拝対象、仏教では『青面金剛』、神道系は『猿田彦』。
こんな名称が使われている。どちらにしても「猿」が楽しい。
遊び心と猿・・信仰!?!チョット不謹慎か?
2月3日誌「丹沢山地・日向裏道」