“ビストロ!?!”《襍感 ・/・古往今来319》

“ビストロ!?!”《襍感 ・/...
“ビストロ!?!”《襍感 ・/...


久し振りに夜の麻布界隈をウロウロさせて頂いた。
妻の実家は、新橋の田村町。彼女の学校生活は、総て六本木!
麻布界隈はよく知っている。友達も結構多い。
だが、厳しく躾けられて??夜の街を知らない。
そんな女の娘と昔、幾度か夜、食事に行った。
今のテレ朝近くに”ビストロ・ムシュタッシュ”があった。
ここのオニオングラタンスープは、絶品だった。
野田岩次郎・小野正吉(祖父・父の知り合い)のご両人に聞いた店。
髭・・・まさにムスタッシュ、夕暮れ時、よく店前の椅子に腰掛けていた。
後に西欧で見かけたビストロそのものだった。
学生の喜ぶ姿を見て、色々サービスもしてくでた、格別の店だった。
お気に入りのビストロ。そことは別に憧れのビストロもあった。
“ビストロ・デ・ラ・シテ”西麻布にあるレストラン。

今回、招待してくれた若者・中年の仲間達、妻からその店のことを聞いたらしい。
中年のご夫妻が段取りしてくれて、小さなレストランを借り切ってくれた!!
東京・西麻布にある“ビストロ・ド・ラ・シテ”
1970年代にできた店?(僕の学生時代にできた店!?!)
ビストロとは、名ばかりで高級フランス料理店だった。
創設者の勝又登さん、今は箱根のオーヴェルジュ・ド・オーミラドーのオーナーシェフ。
70年安保闘争の頃、ノンポリの僕は、山登りばかりしていた。
子供の頃から、駐留軍横須賀基地・横浜チャペルセンターで大層世話になった。
そんなことから、闘争に目をそむけていた。

この“ビストロ・ド・ラ・シテ”には、色々思い出もあるが、
2回めに参った時のメニューを日記?に書いてあった。
ムール貝のプロヴァンス風
エスカルゴとザリガニのカソレ
3種の魚貝のテリーヌ 洋ワサビクリームソース
ニース風野菜の煮込み
メインは、
鮑のグリル ムスリーヌソース
ブイヤベース、
平目のブーダン モザイク野菜入り
鯛のロースト オレンジビネガーソース
グリーンペッパーステーキパイ包み
仔羊のローストガーリック風味と野菜のピューレ
仔牛レバーのソテー3種のマスタードソース
・・・こんなメニューだった・・・
何を食したかは、書いておらず、覚えてもいない。
価格は現在と余り変わらない!!! 如何に高級レストランであったか。
いつ頃から“ビストロ・ド・ラ・シテ”となったのか??
2代目オーナーとなった関根進さんの頃か??
それにしても独特の雰囲気が漂う!!
老舗、っていう言葉が似合う、小さなビストロ。
「東京で一番値の張るビストロ」って思っていた。
そもそも、「ビストロ」って、気楽な洋食屋、居酒屋の雰囲気でしょ。。。
2代目の頃は、1度しか訪れていない。
数十年ぶりに訪れて、西欧の「ビストロ」になっていた??
値段的の話。味は、一流だ(3代目シェフは、未だ30代前半か?)。
メニューは、現代風になった!?!
魚のスープ、
赤ピーマンのトマト煮込み ハモンセラーノと半熟卵、鴨のコンフィ、
ツブ貝とエスカルゴバターのコロッケ、スープ・ド・ポワソンなどの前菜が14種、
ほとんどが1000円台の価格設定。
メインについては豚すね肉のシュークルート、熊本産馬肉のタルタルステーキ、
トリップのムニエルシェリー風味とポレンタ、ブッフ・ブルギニオンなど10種類、
価格帯はほとんどが2000円台。
その他チーズやデザートなど。
ビストロだからゆえかデザートはケーキ、ソルベ、アイスクリームなど。
ワインも変わった。ブランドブランの最高峰アラン・ロベールが超魅力的。
ロワールやラングドックのヴァン・ナチュール、
生産時から化学肥料を使わない古典的な作り方をしている自然派ワインが並ぶ。
フルボトル4000円程度から楽しめる、ワイン好きにはたまらないだろう。
ソムリエ「合田泰子」さんセレクションは、素晴らしい。
彼女の言葉、「3週間前に明けたボトルに残されたわずかなワイン。
単にコルクで栓をしただけの白ワイン。
まるで今さっき空けたかのような瑞々しい力。
ワインというのは本来こういうものなのよ」。

三代目シェフの料理とヴァン・ナチュール、お酒をいただかない者でも楽しめる空感。

今宵のテーブルは、、、、!
ワインは、Mシャプティエのジゴンダス。
フレッシュエルブドプロヴァンス入り豚肉リエットを摘ながら。
「穴子のポルト酒焼きとリゾット フライドエッグ」
半熟玉子を穴子とリゾットに絡める!!
「三元豚の“腸”の腸詰め シャンバロン風」
中には“アンドゥイエット”のようにモツが、独特の匂い。
そして「仔羊のカスレ」
メルゲーズソーセージと羊肉の旨味がレンズ豆に染み込んだ素朴なカスレ
田舎風テリーヌ、ブーダン・ノワール、エスカルゴ。
テッド・ド・コションや山羊チーズグリエのサラダなども用意されていた。
大きなテーブルに、好き勝手に取りながら食す、家族的、これぞビストロ。

久し振りに楽しい夕宴が持てた。当日の写真は、未だ届かない???

リターンバンケットが恐ろしい!!!
4月の新たな出会い、仲間を呼んで横浜でするか!楽しみである。


2月15日誌「東京・西麻布」

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突然失礼します。 
「横浜チャペルセンター」のことを調べていたら、このブログに行き当たりました。 
「子供の頃から、駐留軍横須賀基地・横浜チャペルセンターで大層世話になった。」との事ですが、いつごろのことですか。日本人は出入りできたのですか。等々、うかがいたいことがあるのですが、こんな形で聞いてもいいでしょうか。 
ブログというものが、不案内なもので、すみません。
Posted at 2015-07-14 00:16

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突然失礼します。 「横浜チャペルセンター」のことを調べていたら、このブログに行き当たりました。 「子供の頃から、駐留軍横須賀基地・横浜チャペルセンターで大層世話になった。」との事ですが、いつごろのことですか。日本人は出入りできたのですか。等々、うかがいたいことがあるのですが、こんな形で聞いてもいいでしょうか。 ブログというものが、不案内なもので、すみません。


こんばんは、broocheeさん。

チャペルセンターは、前東京オリンピック開催の1964年前後の頃です。
古い話ですので、子細に、正確に覚えてはおりません。
どのような事をお調べに成られておられるのでしょうか。
Posted at 2015-07-14 04:29

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