イチリンソウ(一輪草)
和名の一輪草は、花が1輪だけつくことに由来、根茎は横に広がる。
根生葉は地下茎の先につくが、花茎の基部にはつかない。
茎葉は3個輪生し、3出複葉で、長い柄がある。小葉は羽状に深裂する。
花は1個つき、直径3~4cm。花弁はなく白い5~7個の萼片が花弁に見える。
萼片の裏面は紫色を帯びることがあるので裏紅一華ともいわれるようだ。
「キクザキイチゲはキクザキイチリンソウともいわれ、萼片が8~13個。」
本州~九州の山麓の草地や林内などに生える。
ニリンソウ(ニ輪草)
一つの茎に花が2個ずつつくことが多いことから。
最初に一つが咲き、後から2つめが咲く。
まれに一個しか咲かないものもある。
イチリンソウ同様に花弁に見えるのは萼片。
茎葉は3個輪生し、小葉が羽状に深裂する。
3個がそろって丸い葉のように見え、
葉の表面に白い斑紋が見える。
イチリンソウは、葉の裂片の幅が狭い。
花も1個ずつつき、大きくて目立つ。
ニリンソウは、葉の裂片の幅が広いが花は小さい。
花も葉もおひたしなどにして食べるとくせのない味。
山菜として知られている。
「大和市・泉の森 '16/04/10]
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