乾燥化が進み草原のような所だった。
『貴婦人』と呼ばれる1本のシラカバの木が、多くのカメラマンをひきつけると聞いていたが、
何かわびしさを漂わせる光景に映った。その小田代原に向かって山道を登って行く途中、自動車道が山道を横切っていた。
左手方向に眼をやると鹿の家族??が眼に入った。
父親と見える鹿があたりをうかがって、じきに小鹿が2頭・母鹿が続き森に消えていく。
鹿が消えていった方向に向かって自動車道を歩きはじめると、
鹿達は平行してこちらを見ながら歩いている。獣道らしい小道を鹿の方へ森に入って見ると逃げ出さないのだ。
ゆっくりと進むと、父親鹿がこちらに向かってくるではないか!!数歩、歩いたところでお互いが立ち止まり、目線が合う。
カメラを向けても動かない・静寂な森の中でなんとも言えない風情、自然の真っ只中にいることを実感していた。
車道に戻って振り返ると2〜30メートルの所で父鹿は、こちらを見ている。静かに歩き出すと小田代原方面の標識が見えた。
その脇に「熊に注意!!」のたて看板があった!!この辺りは、ツキノワグマの生息地。
でも刺激しない限り一方的に攻撃をしてくることはないはず。逃げ出すことが、いけないのだ。
出会って見たいと思いながら散策路を進んでいった。テーマブログ本部:ReGeneration
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