《時節・_・襍感⇔“里山・草花も春めいて(2)!!”》
カタクリ(片栗) ;
鱗茎は長さ5~6㎝の筒状楕円形、地中深くにあり片栗粉が取れる。
葉柄は長さ3~4㎝。発芽から1年目の葉は糸状。7~8年目で漸く花がつく。
花がつく株の葉は普通2個つき、長さ10㎝前後で幅は長楕円形。
基部は楔形、厚くて柔らかで淡紫色の班紋がある。
茎頂に下向きに淡紫色の花を1個つけ、花被片は6個、披針形で上へ反り返る。
花は夕方に、又、雨では閉じてしまう。暖かい日が多くなると咲き出す。
花糸は淡紫色。花柱は長い雄しべとほぼ同長かやや短い。柱頭は3岐。
白花のものは、シロバナカタクリ( form. leucanthum) という。
種子にはエライオソームと呼ばれるアリが好む物質が付いており、アリによって運ばれ散布される。
春を告げるスプリング・エフェラメルの1つとされている。
りん茎から良質のでんぷんがとれるため片栗粉の材料とされたが、
現在市販されている片栗粉はじゃがいもやとうもろこしのでんぷんである。
「泉の森2019/03/17」
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