“となり町の里山”《森羅・/・万象19-70》

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立派な長屋門が入り口に鎮座している。
ガガイモ(ガガ芋) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Metaplexis japonica
面白い植物名。カガミ芋が変化してガガ芋となった!?!
野原や河原などに蔓を伸ばして繁殖する。
崖上になっていた柿の実が、落ちて他の茎に刺さって熟していた。
コマツナギ(駒繋ぎ)  マメ科(Fabaceae)
学名 : Indigofera pseudotinctoria
和名の由来は茎が馬をつなげるほど丈夫という意から。
茎は斜上し伏毛がまばらにある。葉は奇数羽状複葉。総状花序で淡紅紫色の花。
花が下から咲くため、花序は円錐状に見える。
石垣から顔を出していた。
メハジキ(目弾き) シソ科( Lamiaceae/Labiatae) 
学名:Leonurus japonicus
特段珍しい野草ではないが、益母草(やくもそう)という漢方薬草でもある。
茎を曲げても弾力があり、まぶたにはさんで遊ぶことで、目弾きと名前づいた。
別名: ヤクモソウ(益母草)
背丈が2メートルもある、驚きのメハジキ群。
ハラアカヤドリハキリバチ  ハキリバチ科 (Family Megachilidae)
学名:Euaspis basalis (Ritsema, 1874)

メハジキに集まり蜜を吸っていた“赤い蜂”
(画像は、websiteで借りました)
キクイモ(菊芋) キク科《Compositae(Asteraceae)》???
学名:Helianthus tuberosus
別名: ブタイモ(豚芋)、アメリカイモ(亜米利加芋)
キクイモモドキ 、いぬきくいも (犬菊芋)か???識別不明。
キツネノカミソリ(狐の剃刀) ヒガンバナ科 (Amaryllidaceae)
学名:Lycoris sanguinea Maxim.
地味なオレンジ色で ヒガンバナ ほど名を馳せていないように思う。
キツネノカミソリ名は、芽ぶいた直後の葉の形からといわれている。
リコリスと呼ばれるシロバナ種は、 タヌキノカミソリ(狸の剃刀)
何とも優美に踊っている!!狐の剃刀。歌姫にも見える。

《時節・_・襍感⇔“久し振りに訪れた座間市谷戸山公園”》
ホムグランド!!の泉の森から数キロしか離れていない座間市の谷戸山公園。
植物相が薄いと思っていたこともあって、余り訪れない里山である。
なんとはなしに8月の下旬、摩耶蘭を探しに訪ねてみた、が見つからない。
森林浴のつもりで歩いているとキツネノマゴを懸命に撮影している青年がいた。
マイパートナーもしゃがみ込みシャッターチャンスを狙っている風だった。
近寄ってみると青年が「青い蜂を見たことありますか?」と!!
「青い蜂はキツネノマゴが好きなんですよ!!」と解説されていた。
谷戸山の環境に精通している若者か??それより此処にそんな蜂が。。。?
一寸驚いたことだった(無知・無関心)。同時にありがたく認知出来たこと。

《時節・_・襍感⇔“知らなかった蜂の名Ⅱ!?!”》
谷戸山公園には、他にも労働寄生して子育てをする蜂がいるのを教わった。
ハラアカヤドリハキリバチ(地元の人々は赤い蜂と呼んでいた)がその蜂。
学名:Euaspis basalis、体長約15 mm、体は黒色で腹部第1節後縁以下が赤褐色。
しばらく前までは「ハラアカハキリバチヤドリ」と呼ばれてきた由。
オオハキリバチ(Chalicodoma sculpturalis) に労働寄生する労働寄生蜂。
赤い蜂と呼ばれる蜂は、メハジキの蜜を好むらしい(谷戸山では)。
傍にいた谷戸山を精通してるご婦人が二人も加わって植物談義。僕は傍観。
一般的に園内は、勝手に林内を自由に歩けない(入るには管理組織に入らないと)。
谷戸山公園は、その点かなり自由に歩き回れる事を忘れていた。
植物好きしか入らないだろう所に赤い蜂が好む「メハジキ」が群立していたのだ。
自宅に戻って、調べ始めると驚嘆であった。食物連鎖・自然界の定めを再認識。
素晴らしい「メハジキ」群にご案内頂いたご婦人、お二人に感謝申し上げたい。
脇にキクイモ(菊芋)か、キクイモモドキか、いぬきくいも (犬菊芋)か???
判別しがたい植物が咲いていた。菊芋は、空き地などに群生する帰化植物。
根に芋ができるのでキク芋と呼ばれる。戦時中は食料として栽培されていた。
最近は高血糖を押さえる効能で、注目を浴びている。
キクイモは、茎には毛があり葉は下の方は対生、上の方は互生。
キクイモモドキは、花の中心部分が大きく盛り上がり葉は対生でギザギザが目立つ。
ヒメヒマワリという名称で流通している。園芸店で目にする。
イヌキクイモ(犬菊芋)は、カナダ等北米大陸に自生する植物で渡来植物。
きくいもにきわめて似ているが、地下部に芋をつくらないのが「いぬきくいも」。
茎や葉には粗い毛が生えざらつく。黄色い花は、「きくいも」との区別は難しい。
区別する判断材料は、鋸歯が小さいことと総苞がより長くてあまり反り返らない。
キク科ヒマワリ属の多年草で、学名は Helianthus strumosus。
仔細な実地検証していないので???

他にも興味深い花を目にできた。感慨深い散策が出来、今後が楽しみ。

「2019/8/24座間・谷戸山公園」
#ブログ #植物

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