キンカチャ(金花茶);
ベトナムに近い中国の広西省南部で1965年に発見され、珍しい黄色で話題となった。
珍重され暫く中国国内から持ち出しが禁止されていた。日本には1980年頃に渡来。
今では日本の椿と交配させて更に黄色の強い品種の育成が進められているとか!!
黄色いツバキは1種だけではなく、約50種程あり中国からベトナムに分布している由。
金花茶は、中でも黄色の椿の代表的な品種とされている。
日本のツバキと明らかに違う点は、葉っぱが細長く葉脈がはっきりしている。
花弁が肉厚で日本の花よりもさらにぽってりしており蝋細工のようである。
ツバキ属の中ではチャ(茶)に最も近い種で金花茶と命名された由。
花には、1~2cmの花柄があり、花径は5~6cm、花弁10枚前後。
雄蕊は、下部で合着して筒状となり花は半開状で下向きに咲く。
温室で育った樹を地植えし、開花して10数年を以った。瀟洒である。