《 眼福(74)“春爛漫(1)!?!”❖21-92❖》

0 tweet
ヤマザクラ(山桜) バラ科 (Rosaceae)
学名:Prunus jamasakura Sieb. ex Koidz.
Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba
別名:カバザクラ、ホンザクラ



ソメイヨシノ(染井吉野)     バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus × yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil. 'Somei-yoshino'
Cerasus × yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil. 'Somei-yoshino'
別名: サクラ(桜)
《“花見・・・桜”❖2021/3/31❖》

ヤマザクラ(山桜);
多くの桜は花が先だが、山桜は葉が先。が、葉と花が同時に出るのも散見される。
関東では 桜(染井吉野) が終わる頃が山桜の盛り。昔は桜と言えば、山桜であった。
今やソメイヨシノが桜の代表格になっている。何処が人気の基なんだろうか??
標高の高い所に生えるオオヤマザクラは葉の基部が心形~円形、鋸歯の先に腺がある。
花は普通、淡紅色、散房状に2~3個つき、花序の柄はほとんどない。
サクラは、日本神話にある木花開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)が語源に由。
花の美しさから、この姫に例えられ、「佐久良(サクラ)」と変化した。
見事な花を見て、「咲く」に古い感嘆詞の「ら」がついたとする説も。
野生桜の代表。若葉と同時に開花するため、若葉の色が混ざるので赤く見える。
有名な吉野山の桜は、山桜。葉は単葉で互生する。
葉身は倒卵形あるいは長楕円形で、縁には鋭い鋸歯がある。
山桜は、一般的に単鋸歯が多い。先は尖鋭頭。表面は表裏ともに無毛。
葉柄には1対の腺点がある。この葉柄の蜜腺は、桜の仲間の共通の特徴である。
一般的に春の若葉は赤みを帯びる。これは、まだ軟弱な組織を紫外線から守る。
あるいは虫害から守るためとも言われている。

最近、山岳の麓で見る花見をしていない。来年は、大井川上流に行ってみたい。
今年は、居所から数十メートルの小さな公園で2本の桜を眼でた。山桜か!!


ソメイヨシノ(染井吉野);
遺伝子研究で1995年に染井吉野は、江戸彼岸(母)と大島桜の雑種(父)
との交雑種で単一の樹を始源とする、挿し木栽培種であると解明された。
江戸彼岸と大島桜 の人工交配種は、自身の花粉では実はできない。
が、山桜や大島桜の花粉とでは実ができる。
最近、染井吉野は大島桜と江戸彼岸の交雑種・小松乙女との交配種と判明した。
桜は、気候・環境により同じ木でも毎年違った紅葉になるとか、これ又、面白い。
今や桜の代名詞の染井吉野だが、野生種の山桜の方が個人的には好きだ。
幹は暗灰色、濃褐色皮目が横に並ぶ。葉は互生し広卵状楕円形、重・単鋸歯が混在。
花は、直径約4㎝位。淡紅色で葉より前に開花。花弁の先端に切れ込みがある。
散り際に花弁基部がやや濃くなる。萼は毛が多く萼筒は壺形。萼片は披針形で縁に鋸歯。
花序の柄はほとんどなく、花柄(小花柄)は長さ2~2.5㎝、有毛。
エドヒガン系の園芸品種に学名はCerasus yedoensis と江戸の名がつけられている。
エドヒガンとオオシマザクラ等との交配で生れたエドヒガン群の品種、
イズヨシノ(伊豆吉野‘Izu-yoshino’)、アマギヨシノ(天城吉野'Amagi-yoshino') 、
ミカドヨシノ(御帝吉野'Mikado-Yoshino')、モリオカシダレ(盛岡枝垂‘Morioka-pendula‘)。
「令和参年(皇紀2681年)4月01日、記」




#植物

People Who Wowed This Post

×
  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account