メドハギ(筮萩) ;
初秋に草地などにメドハギが繁殖、控えめだがハギに似た花を沢山つける。
一見、木の枝に見える茎が真直ぐに伸び一年で枯れてしまう、當に草の仲間。
メド(筮)とは易占いに使う棒の事、かつては茎を用いていた(今は竹を用いている)。
筮萩の茎高は、0.6〜1m位になり木質化する。伏毛があり、よく枝分かれする。
葉は3小葉で枝に沿って密生。小葉は長さ1〜2.5cm、幅2〜4mmのくさび形〜倒披針形。
花は葉腋に数個ずつつき、淡黄白色で長さ6〜7mm。旗弁に紅紫色の斑点がある。
閉鎖花もでき、豆果は主に閉鎖花から出来る。萼歯は1脈が明瞭で、先が鋭く尖る。
閉鎖花から出来た豆果の萼歯は普通の花から出来た豆果のものより短い。
萼の基部に短い小苞がある。
変種のハイメドハギは、地を這うように生え旗弁全体と花弁先が紫色、蕾は紫色に見える。
カラメドハギ、シベリヤメドハギ、オオバメドハギ等が確認されている。
また、絶滅危惧種にサガミメドハギ(Lespedeza. hisauchii)がある。
この種は、オオバメドハギに似て、小花柄に腺毛があり、葉両面に毛がある。
「令和参年(皇紀2681年)8月14日、記」