《襍観・/・凡声“懐かしの行事!?!”❖’22-13》

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“けんちん汁”(建長寺汁)。



信貴山朝護孫子寺 節分大法要・鬼追式(豆まき)・星祭法要。




長谷寺の「だだおし」は、大和における代表的な「火祭り」(赤鬼)。
長谷寺の青鬼。
「だだおし」の「だだ」とは、閻魔大王の持ち物で悪人の罪を罰し穢れを祓う杖。
又、厄病神を駆逐する「難押し(だおし)」から来たという説もある。




《叛逆のろれつ、節分・・って。。。!》
二月三日の節分、って現代社会では何を行っているだろうか??
節分、各季節の始まり(立春、立夏、立秋、立冬)その前日を云う。
そんな風に教えられてきた。我が子達にも伝えているが。。。!
新暦・・旧暦、面倒で説明せずに、立春の前日を節分と云っている。
旧暦では春(立春)の節分は大晦日に当たる大事な日であった由。
又、季節の分かれ目(年の分かれ目)には邪気が入りやすい、と。
邪気が入りやすい節分に厄払いの行事が行われる(豆まき!)。
豆まきのしかた、我が家では家長(父親)が各部屋に落花生を捲いていた。
母が北海道育ちだったからなのか??両親から聞き漏らした、残念。
我が家の節分、夕飯には厄払いを以って、“けんちん汁”を頂いていた。
“けんちん汁”は、建長寺汁が語源とされる精進料理のひとつ。
特徴は、残り物の根菜、季節野菜等、ありあわせのものを使う。
鰹節や煮干しのダシは使わない、昆布・シイタケのみを使う。
ごま油で炒める。豆腐はもみつぶす。炒めながら醤油で下味をつける。
水を入れて煮たあとに仕上げの醤油で味付けをする。
複数の具材を一度に入れ煮るのではなく、丁寧に作り上げていく。
豆腐をもみつぶすところが建長寺汁のはじまりであり特徴と言われている。
なにゆえ、豆腐をもみつぶすのか? 寺に言い伝えがのこっている。
*      *      *      *      *
ある日、寺近くの住人が大覚禅師(建長寺開祖)に一丁の豆腐を寄進した。
禅師は、「一人で食すことは仏祖に申しわけがない」と、
膝下の修行僧と共に頂く為、食事係(典座、てんぞ)に一丁の豆腐を渡した。
典座は、700人ほどもの修行僧にどうすればいきわたるかを思案したあげく、
汁に豆腐をもみつぶして入れることに。
皆に広く公平に行き渡る様にする、仏教訓「食平等(じきびょうどう)」。
建長寺汁の豆腐は、食平等。精進料理の野菜に禅の教えが込められている。
皮まで残さず使う。食材はなるべく薄く、細かく切る。
殺生をしてはいけないという教えから肉や魚を使わない精進料理。
植物である野菜に対しても「他の者の命を頂く」、その気持ちを大事にする。
このひとつの椀の中に、人の思いや尊さがこめられている。
「建長寺では年に2回、修行僧たちが檀家さんを招いて精進料理を振る舞っている」
禅に云う『食材を活かしきる』という教え、それが伝承・建長汁(けんちん汁)。
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能書きが・・・先になってしまったが、地域文化ってなんだろうと改めて思う。
身近な人々をみると、神奈川人でありながら節分に“恵方巻き”を頂いている!?!
“恵方巻き”って関西特有の食文化(節分)でなかったか!!
何も全国区にする必要があるのかって思う。豆まき用の豆(大豆)と落花生。
それぞれに歴史があるだろう。流行りとか好みもあるだろうが、、、。
何か??商売が・・・。僕からすると、恵方巻きは地方文化であって欲しい。
文化的行事、節分祭とか鬼追式と言った奈良の寺、行事を思い出す。
「和敬静寂」、そんな雰囲気をおもうのである。コロナ終焉をも希する所。
「令和肆年(皇紀2682年)2月3~4日、記」
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