《 緑・気・浴(40)“畦道の植物”❖20-95❖》

オオバギボウシ(大葉偽宝珠)の実    キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Hosta montana F. Maek.
別名: トウギボウシ(薹擬宝珠)、ウルイ
ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子) キク科(Asteraceae)
学名:Lactuca indica L. froma indivisa (Mak.) Kitam.
《“横浜青葉区寺家ふるさと村(3)”❖2020/10/18❖》
『植物観察』
オオバギボウシ(大葉偽宝珠)の実;
キジカクシ科は旧分類のユリ科から分割された。
柔らかい葉、茎等が食用でウルイと呼ばれ、独特の苦みと風味、ぬめりがある。
本州の太平洋岸に分布するものをオオバギボウシ Hosta montana、
本州の日本海側に分布するものをトウギボウシHosta sieboldiana との説がある。
他説では、同種としトウギボウシ Hosta sieboldiana を標準とする見解がある。
一般的には、オオバギボウシで表記されている。


ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子);
アキノノゲシ と比べ柳のように葉が細いことから名前がついた。
日当たりのよい荒れ地や草地などに生え、高さ2mくらいまで伸びるものもある。
葉は互生、葉が深裂せず、基部も茎を抱かない。
茎の上部の葉はほとんどが全縁で小さい。茎を切ると白い乳液がでる。
茎の上部に直径約2cm程の頭花を円錐状に多数つけ、頭花は、普通、淡黄色。
昼間開き、夕方にはしぼむ。総苞は長さ約1cm。
総苞片は、覆瓦状に重なりあい、縁は黒っぽい。
最近ではアキノノゲシに含め、分類しないのが普通である、と聞いた。





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#植物

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《 緑・気・浴(39)“2020実りの秋(2)”❖20-94❖》

ノハラアザミ(野原薊)   キク科(Asteraceae)
学名:Cirsium oligophyllum (Franch. et Savat.) Matsum.
Cirsium tanakae (Franch. et Savat.) Matsum.
コハコベ(小繁縷) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名: Stellaria media (L.) Vill.
アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)     タデ科(Polygonaceae)
学名:Polygonum sieboldii (Meisn.) Ohki  
別名: ウナギヅル(秋の鰻蔓)
アキギリ(秋桐)    シソ科(Lamiaceae)
学名:Salvia glabrescens var. glabrescens

ヨメナ(嫁菜)     キク科 (Asteraceae/Compositae)
学名:Kalimeris yomena
カントウヨメナ(関東嫁菜)      キク科 (Asteraceae/Compositae)
学名:Kalimeris pseudoyomena
《“横浜青葉区寺家ふるさと村(2)”❖2020/10/18❖》
『植物観察』
ノハラアザミ(野原薊);
ノアザミ が初夏から夏なら、ノハラアザミ(野原薊)は秋の花。
色以外の区別として、花の下部(総包)に粘りがあるのがノアザミ、粘りがないのがノハラアザミ。
秋の花、とはいえ7月頃から咲くこともあり、花期は長い。蜂達には貴重な花。
根生葉は花期にもロゼット状に残り、鋭い刺針があり中肋は紅色を帯びる。
茎葉は少なく、基部は茎を抱く。頭花は枝先に直立又は横向、柄がなく、集合してつく。
総苞は、毛が多く総苞片は曲がらず、斜上し先が鋭い。総苞片に腺体がなく、粘らない。
ノアザミは、葉の基部が茎を抱く。総苞片に腺体が多く粘る。10月に花が残ることもある。

コハコベ(小繁縷);
日本全土で普通に見れる。茎は下部から多く分枝し、片側に軟毛がある。
葉は卵形、鋭頭、深緑色無毛、下部に少し毛があり長柄があるが、上部は無柄。
花は集散花序につく。花柄は有毛。萼片は5、楕円形。ふちは薄膜質、背は有毛。
花弁は5、白色、2深裂し萼より少し短い。花柱は3、雄蕊は1〜7。
 ウシハコベは大型で、花柱が5個。

アキノウナギツカミ;
葉や茎に細かく鋭いトゲがいっぱい生えていて、鰻もつかめるに名は由来する。
白花もあり、 ミゾソバ の白花にもそっくりだが、ミゾソバにはトゲがない。
アキノウナギツカミは葉形は、細長く茎の周りに葉が回りこむ。
似た花のナガバノウナギツカミは、花柄に腺毛、葉の基部が小さく開出、茎を抱かない。

アキギリ(秋桐);
草丈20~60cm。 茎は直立または基部が倒れて先が斜上する。
葉は対生、葉身は三角状ほこ形で長い柄がある。葉の基部は心形、縁には鋸歯がある。
花は、枝先に多数の輪散花序をつくり、それらが総状に集まって円錐花序となる。
花冠は2唇形、紫色で、上唇は直立し下唇は3裂してその中裂片は大きい。
筒部の内面に広く毛があり、毛は先が尖り、表面はざらつく。
雄蕊は2個。萼は2唇形、腺点および脈上に長白毛がある。
春の若芽は、食用。 塩を少し入れ茹でて水にさらし、あえもの、おひたしに。
そのまま天ぷらなどの揚げ物にしていただける。

ヨメナ(嫁菜);
ヨメナ(嫁菜)とは、若葉を食べた時の味がいい、花の姿がやさしいので「嫁」に由。
ヨメナ は関西に、カントウヨメナ は関東に育つというのが通説。
花の色はヨメナは薄い紫、カントウヨメナは白、というのが一般的だが、薄紫も存在する。
ノコンギクの葉はやや丸みがあり、葉の両面に短毛が生え、ざらつく。
ユウガギクは葉が薄く、中裂する。
カントウヨメナ(関東嫁菜);
草丈50~120cmの多年草。 ヨメナによく似ているが以下の点が異なる。
葉はヨメナよりも鋸歯が深くて大きい。
頭花は径約2.5cmとヨメナ(約3cm)より小さく、冠毛は0.25mmとヨメナより短い。
葉の鋸歯がヨメナより深いことなどが違いとされている。
しかし、関東地方にはユウガギクというよく似た野菊があり、見分けは、苦労する。
カントウヨメナは、花は淡紅紫色、ユウガギクは普通白色、葉はやや厚く鋸歯は小さい。
ユウガギクの葉は薄く、縁は羽状中裂することが多い。
田んぼの土手や湿った草むらなどでいずれの花もごく普通に見かける。
花を特定するのは、厄介。特定せず参考程度。いずれもキク科の花。
#植物

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《 緑・気・浴(38)“2020実りの秋”❖20-93❖》

市民等に開放されている稲田。多くは、稲刈りの後だった。
田んぼの畔等に思い思いで散策している人を見かけた。
奥の部分はまだ稲穂状態。粒の量からすると良好!!と思った。
黒っぽくみえる穂は、くろ米か??
田んぼの前におすわりして訪問者を観ていた野生の子狸。1時間以上も同じ所にいた!!
《“横浜青葉区寺家ふるさと村(1)”❖2020/10/18❖》
『植物観察』
※   ※   ※
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
米(こめ、英: Rice)は、稲の果実である籾から外皮を取り去った粒状の穀物である。
穀物の一種として米穀(べいこく)とも呼ぶ。
東アジア、東南アジア、南アジア以外では一般的に主食として特別視することが希薄であり、
日本語でいう「米」「稲」「飯」といった、植物としての全体と実、
収穫前と収穫後さらに調理前と後などによる区別がない言語が多数ある。
例えば英語圏では全てriceという同一の単語で扱われる。
※   ※   ※   ※    ※ 

イネ科植物にはイネの他、コムギ、オオムギ、トウモロコシなどがあり、
イネはトウモロコシ、コムギとともに世界三大穀物と呼ばれている。
稲田公園と言っても過言ではない“寺家ふるさと村”を散歩してきた。
神奈川県内にある歴史的稲田環境が周辺ごと保全されてる場所。
かつて「黄金の国ジパング」と西欧で囁かれていたことをおもいだした。
お米は、日本の食文化の根底にあり、美味しいお米が各地にある。

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《“コロナ禍にあっての新種園芸百合!?!”❖20-92❖》


《 “園芸大国阿蘭陀の百合”(襍・_・囈6)》
産経新聞ウエブ版記事より
在日オランダ大使館は16日、ユリの命名式をオンラインで開き、
新品種を「kodaira」と名付けた。
2018年平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した
小平奈緒選手(相沢病院)にちなみ、日本とオランダの懸け橋となる願いを込めた。
小平選手は14年春からスピードスケートが国技とされるオランダへ留学し、飛躍を遂げた。
平昌五輪の1000メートルでも銀メダルを獲得するなど功績をたたえられ
「(ユリが)多くの人々の心を温かくし、前に進む勇気を届けてくれる存在になることを願っている」
とメッセージを送った。自身の名が付いた品種はオレンジ色の鮮やかな花を咲かせる。
※   ※   ※   ※    ※   ※   ※
『植物大国・阿蘭陀(オランダ)』
この春、国会で「種苗法改正案」が不成立、見送りになった(是非はここでは問わない)。
関心をもって観ていたが、事の本質を真摯に議論せず、あいも変わらずかって思っていた。
上記の新種ユリの記事を見てオランダの植物、食物事情を思った。
面積が九州程の国土だがオランダは、農作物の輸出額がアメリカに次いで世界二位。
大農業国であり歴史上の東インド会社で分るように数百年に渡って国際的商売してきた国。
植物品種の登録等を扱う「Raad Voor Plantenrassen(植物品種協議会)」公的機関がある。
この組織は、法務部もあり厳格に対応している。植物と法がしっかりと結びついている。
園芸種に関しても育成者権(著作権)が確立されている。
RVPは、育種家からの品種の登録受付、育成者権の発効、商品流通の承認まで行っている。
日本の農作物(植物園芸種も含め)のDNA検査処方は、非常に高額で権利主張が難しい。
オランダの園芸種の厳格管理を思うと、この度のユリ新種名発表もうなずける。
日本とオランダの文化交流に花を添えることになるが、大使館が発表した事は、驚きだ。
小平奈緒選手がオランダと縁があるだけではなく、シーボルト以来の歴史、故と思う。
紫陽花の「おたくさ」を重ねて見てしまう。植物名に個人名が冠せられる凄さ。
オランダと言うとチューリップを思い浮かべるが、百合の園芸大国でもある。
小平奈緒選手の凄さを改めて思った記事であった。
近い将来、日本の園芸店に“Lilium sp. kodaira"がお目見えするだろう。
※    ※    ※     ※    ※    ※

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《 緑・気・浴(37)“2020秋の里山”❖20-90❖》

キツリフネ(黄釣船)〈画面中央〉 ツリフネソウ科(Balsaminaceae)
学名:Impatiens noli-tangere
ヒカゲイノコヅチ(日陰猪の子槌)〈左より茎が1本〉ヒユ科(Amaranthaceae)
学名:Achyranthes bidentata Blume var. japonica Miq.
別名: ヒカゲイノコズチ
マヤラン(摩耶蘭) ラン科(Asparagaceae)
学名:Cymbidium macrorhizon(C.nipponicum )
ノボロギク(野襤褸菊)の種子    キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Senecio vulgaris L.
別名: ボロギク
ヌスビトハギ(盗人萩)        マメ科(Fabaceae)
学名:podocarpum subsp. oxyphyllum

花と種子が同時に見られるって面白い!!
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)        マメ科 (Fabaceae)
学名:Desmodium paniculatum (L.) DC.
チカラシバ(力芝)         イネ科(Poaceae)
学名:Pennisetum alopecuroides
《“泉の森の植物”❖2020/10/03❖》
『植物観察録』
キツリフネ(黄釣船);
ツリフネソウの黄色種。同種の ハガクレツリフネ 、 ハナツリフネソウ は白が混じる。
花期が長く、夏から秋まで花が見られ、茎は水分が多く下部の節がこぶ状に膨れる。
葉は、互生で青緑色を帯びる事もある。長楕円形~卵形で長い柄がある。
葉縁は緩い鋸歯があり葉裏は白緑色。花序は葉腋から垂れ細い花柄の先に黄花をつける。
花弁は5個だが、両側の2個ずつある花弁が合着し上側の小さい1個と併せ3個の様に見える。萼片は3個。
後方の1個の萼片が船形になり、先が細くなって距になる。距は巻かない。
ツリフネソウは、距が巻イているが、キツリフネは巻かない。

ヒカゲイノコヅチ(日陰猪の子槌) ;
日のあまり当たらないところに生えることが多い。茎の断面は四角形。
葉は対生、卵形~長楕円形で先が短く尖り、わりと薄く、両面にまばらに毛がある。
茎の先や枝先に細長い花序を伸ばし緑色の花で花弁5枚で先が尖る。

ノボロギク(野襤褸菊);
明治期に渡来した帰化植物。 茎は紫褐色を帯び、茎や葉に白いくも毛がある。
葉は互生で柄がなく、不規則で羽状に分裂する。筒状頭花のみ。花冠は黄色。
総苞は長さ1cm位の筒状で基部に小さな小苞がある。冠毛は白色。

ヌスビトハギ(盗人萩);
茎はよく分枝し、葉が茎全体に分散してつく。葉は互生、3出複葉。
小葉は卵形で先が尖り、基部は広い楔形。葉脈は葉の縁まで届く。
花は淡紅色で細長い花序につく。旗弁は円く、竜骨弁は小さく、淡色、翼弁は前に突き出す。
節果(サヤ)には長さ1〜3mmの柄があり普通2個の小節果からなり、小節果は半月形。
節果の表面に密生したカギ状の毛で動物などにくっつく。

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) ;
何処にでも見られる帰化植物。葉は3小葉で狭卵形、細長く尖り、葉脈が縁まで届かない。
花は、蝶形で旗弁の基部に黄色の点紋が2個つく。花は、萎んでくると青色に変わる。
豆果(さや)は、節果で小節果は6個位までになるものもあり小節果のくびれが浅い。
アレチヌスビトハギには、2型があるとされる。
アレチヌスビトハギ    Desmodium paniculatum 茎が無毛、軟毛
ケブカアレチヌスビトハギ Desmodium dillenii(D. perplexum) 茎に開出毛

チカラシバ(力芝);
何処にでもよく見かける。和名は、根が強く張り、引っ張っても中々抜 けないことから。
茎は枝分かれしないで強靭、基部は紫色の葉鞘に包まれ偏平。
葉は長さ80㎝位にもなる。円柱形の穂状花序は長さ10~20㎝、直径約4㎝。
小穂の基部に長さ約2㎝の黒紫色の総苞毛(毛状)がある。小穂は長さ5~8㎜。
第1苞頴は長さ約1.5㎜、第2苞頴は長さ約4㎜、頴果は総苞毛とともに落ちる。
第1小花は護穎だけで、結実するのは第2小花。果実は灰褐色、無光沢で長さ3mm位。
総苞毛が淡緑色のものはアオチカラシバといわれる。
※   ※   ※   ※    ※   ※   ※
『 時  節  感  慨 』
今年のノーベル平和賞が、発表された。平和賞だけがノルウェーの委員会が選考。
ノルウェー国会が任命するノーベル賞委員会が選んでいる。が、政治的部分も見える!!
環境活動家グレタ・トゥンベリさんも候補にあがっていた。何ゆえに平和賞候補か??
過去には、赤裸々に民主主義と社会主義の対峙があからさまに見えた事もあった。
中国の獄中にあった民主活動家、劉暁波氏(2017年死去)が平和賞を受賞した際、
中国はノルウェーに反発し、同国産サーモンの輸入を事実上制限した???
「非核三原則」の佐藤栄作元首相、「核兵器なき世界」のオバマ米大統領(当時)。
平和賞とは、何か・・・個人観では、哲理に乖離、時の世界権力の縮図と映る。
*     *     *
今の日本国内は、「思想信条の自由」・・・全きに保証されている。
隣接国ではどうか?? 民主主義、社会主義が同居し其々が独裁国家に映る。
新政権になって「北朝鮮拉致問題」を改めて思う日々だったが、動きが見えた。
反政権・現政権打倒だけに終始している面々には期待はしないが、お粗末この上ない。
新政権が、漸く動き出したとの報道に接した。以下産経新聞のウエブ版より転載。

《拉致問題対策本部がユーチューブチャンネル開設》
-----国際社会にも発信「理解と連携の広がり」期待-----
北朝鮮による拉致問題の実態や、解決に向けた国際的連携の重要性を国内外に発信しようと、
政府の拉致問題対策本部は16日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に、
拉致被害者家族のメッセージ動画などが閲覧できる公式チャンネルを開設した。
公式チャンネルでは、菅義偉首相や加藤勝信官房長官兼拉致問題担当相が
解決への決意などを述べた動画を初公開。
拉致被害者家族や、拉致の可能性が排除できない特定失踪者の家族、
タイなど外国籍の失踪者の家族による訴え、
各国の政府関係者からのメッセージなども盛り込まれている。
すでに同本部のホームページなどで配信されている家族のメッセージや、
横田めぐみさん(56)=拉致当時(13)=の事件を描いたアニメ「めぐみ」なども視聴できる。
今後、全国での集会や、映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の
上映会の様子も一部ライブ配信する予定だ。
同本部は媒体の幅を広げて国内外に拉致の事実を伝え、
解決への機運を高めたい考え。それぞれの動画で日本語と英語の字幕を付けるなどする。
政府は今後、大使館など外交ルートを通してチャンネルの開設を周知。
海外メディアにも発信を進めていく。チャンネルのトップページには「一人ひとりの思いが、力になる。」
と表題を付けており、同本部は「拉致問題の解決へ、発信手段を多様化させることで理解の層を広げ、
国際発信の強化と連携につなげたい」としている。
 チャンネルのURLは、
https://www.youtube.com/c/rachitaichannel

マスメディアも含め国民一人一人が感心を以って、出来ることは、やろう!!
声を大にして発信しよう。
「拉致」って外交問題だが、犯罪であることを周知すべきで、
国内での捜査事実も公表すべきだ。そして・・・もっと怒るべきだ。





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《 緑・気・浴(36)“2020初秋の頃”❖20-87❖》

シュウカイドウ(秋海棠) シュウカイドウ科 (Begoniaceae)
学名:Begonia grandis Dryand.


イヌタデ(犬蓼)右側    タデ科(Polygonaceae)
学名:Polygonum longisetum

タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)左側       ユリ科(Liliaceae)
学名:Tricyrtis formosana Baker var. formosana
タデ科(Polygonaceae)の植物だろうが、不明??
ミズヒキ・ボントクダテ・シロバナイヌダテ&シロバナサクラダテ??
《“額庭の植物”❖2020/10/03❖》
『植物観察考』
シュウカイドウ(秋海棠) シュウカイドウ科 (Begoniaceae)
学名:Begonia grandis Dryand.
江戸時代に中国から渡来し、各地で栽培された草に由。
日陰の湿った所に生え茎高60cm位になる。今では、野生化している。
茎はしばしば赤味を帯び多くの水分を含み、上方でよく分岐して直立する。
葉は、互生し、偏心形で肉質の毛があり、縁は、鋸歯がある。
茎の頂に分岐した花序を出し、淡紅色の雌雄別の花を多数つける。
地下茎は、毎年新たな塊茎をつくり、そこから茎を直立さす。
花弁や蕊は、和菓子を想わせる程に洒脱だ。


イヌタデ(犬蓼)    タデ科(Polygonaceae)
学名:Polygonum longisetum
道端や畑、荒れ地等でごく普通に見える。茎高40cm前後で赤みを帯び下部は地をはう。
葉は互生し、広披針形〜披針形で先は尖る。托葉鞘は、長さ7mm位の筒形。
縁に毛がある。花序は長さ3cm位で紅色の2~3mmの小さな花を多数つける。
まれに白色の花もある。
山岳、1,000m位の標高でも、イヌタデは元気だが花の穂は、短い。
名前に「犬・・」と付くと、役に立たないという意味らしいが、遊びには役立った。
真っ赤に群生した姿のイヌタデは、アカマンマと呼ばれていた。
※   ※   ※   ※    ※   ※   ※
『 時  節  感 』
コロナウイルス問題で外国からの来訪・観光客が見られず静かだ。
そんな時節に、ファッションデザイナーの高田賢三さんが逝去された、と訃報があった。
今年は、世界に和装・日本的独特な色合わせを世界に示した偉人が世を去った。
高田賢三さん、山本寛斎さん、西欧でも著名な方たちだった。
そんな偉人をよく知っているわけではない。だが西欧の友達から聞き及んでいた。
日本の伝統、和装・着物文化と一括りに表現するが特徴は“色合せ”が素晴らしい。
そんなことを偉人の逝去で思い巡らした。やっぱり、偉人は偉人である!!
*     *     *
今日は、10月5日。北朝鮮に拉致された、横田めぐみさんの誕生日。
なんとも言葉を持てない。
拉致解決に向け、与野党の政治家はなぜに一つになれないのか??
“桜を見る会”問題を野党は、いつまで引っ張るのか??
NHKは、なぜに奪還方法を国民に発信しないのか??
世論をもっと喚起してほしい。






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《 緑・気・浴(35)“2020彼岸の頃”❖20-86❖》

ヒガンバナ(彼岸花)    ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris radiata (L'Her.) Herb.
別名: マンジュシャゲ(曼珠沙華)
シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)   ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris x albiflora Koidz.
別名:シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)
アレチウリ(荒れ地瓜)         ウリ科(Cucurbitaceae)
学名:Sicyos angulatus L.
ノアサガオ(野朝顔)        ヒルガオ科 (Convolvulaceae)
学名:Ipomoea indica (Burm.) Merr.
別名: リュウキュウアサガオ(琉球朝顔)、シュッコンサガオ(宿根アサガオ)
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)       ナス科(Solanaceae)
学名:Solanum lyratum Thunb.
マメアサガオ(豆朝顔)       ヒルガオ科(Convolvulaceae)
学名:Ipomoea lacunosa L.
別名: ヒラミホシアサガオ
マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)    ヒルガオ科(Convolvulaceae)
学名:Quamoclit coccinea Moench.
Ipomoea coccinea L.
別名: ツタノハルコウ(蔦葉縷紅)
シロバナツリガネニンジン(白花釣り鐘人参)  キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Adenophora triphylla var. japonica f. albiflora
ツユクサ(露草)    ツユクサ科(Commelinaceae)
学名:Commelina communis
別名: ボウシバナ、アオバナ、ツキクサ(着草)


《“里山の植物”❖2020/09/20❖》
『植物観察考』
ヒガンバナ;
鱗茎(球根)に有毒な成分を含むが、古くより飢饉時に毒抜きし食されて来た。
花粉が不揃いで不稔、種子は稀に出来るが発芽しない由。
古い文献、温故知新書に「曼殊沙華」、訓蒙図譜には「しびとばな」とある。
鱗茎は、類球形。葉は、花後に出て暗緑色~灰緑色。狭舌形で先は鈍形。
種子をつくらない代わりに、土の中で球根をつくって株分けして繁殖する。
花茎は、長さ40㎝前後。散形花序は花が5個程度つく。総苞は2個で披針形。
花被(外花被片3、内花被片3)は、明るい赤色(朱赤色)、筒部は緑色。
花被の裂片は強く反り返り狭い倒披針形で縁は強く波打つ。雄蕊は6個で突き出る。
ヒガンバナの園芸種は多数、ヒガンバナ(赤色)、シロバナマンジュシャゲ(白色)、
ショウキズイセン(黄色)、ナツズイセン(ピンク色)、キツネノカミソリ(橙色)等がある。
ハイブリッドも多数あり、リコリス(園芸種)と総称されている。

シロバナヒガンバナ;
白花のヒガンバナで、ヒガンバナとショウキズイセンの自然交雑種。
ヒガンバナと殆ど同じで、花期には葉がなく、花茎の先に5~10個の花をつける。
花は白色(外花3、内花3)で雄蕊6、雌蕊1。雄蕊は、長くて反り返り花被片から突き出る。
幾つかの園芸品種があり、純白に近いもの、黄色又はピンク色の強いもの等がある。

アレチウリ(荒れ地瓜);
1952年、最初に静岡県清水港で見つかり以後、急速に繁殖。
在来植物を覆い枯渇させている。生態系破壊をもたらす厄介な植物。
日当たりの良い場所で蔓を伸ばし繁茂、巻き髭げで絡み大きな葉で他植物を覆いつくす。
全体に多毛、茎には太い刺状剛毛がある。葉は互生、ざらつき浅裂、長い葉柄がある。
葉腋から雌雄別の花序を出し雄花序は、長柄があり淡黄白色の花を纏めてつける。
雌花序は柄が短く、花は淡黄白色。

ノアサガオ(野朝顔);
ノアサガオは熱帯性で、国内各地の太平洋岸で自生と思われる野生種が確認されている。
沖縄産は淡色の薄青色、ピンク色、白色で花もやや小さく、直径7~8㎝程度である。
駆除困難な有害雑草と言われる。強い自家不和合性で系統間交雑で種子を付ける。
茎は長さ12m位。他植物に絡み付く。軸部分に後ろ向きの直軟毛が密にある。
葉柄は長く10㎝以上。葉身は卵形~円形、下面に短く軟毛があり上面には、疎らに軟毛。
葉基部は心形、縁は全縁又は3裂、先は尖鋭形。花序は密な散形花序状の集散花序。
花が2~12個つく。花冠は明るい青色又は青紫色。雄蕊、雌蕊共に突き出ない。

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) ;
蔓性で全体に腺毛が生える。葉は互生し卵形で基部は心形。下部の葉は深く1~2裂する。
花は集散花序につき、白色、稀に淡紫色。花冠は5裂し裂片は反り返り基部に緑色の班点。
雄蕊5個。葯は長さ3㎜位で黄色~褐色。花柱は長さ8㎜位で雄蕊の間から長く突き出る。

マメアサガオ(豆朝顔) ;
葉は普通、長さ5~10㎝、幅8㎝以下の卵形~長卵形、3裂することもある(変化が多い)。
花は1~3個つく。花は、小さいアサガオの様に見える(直径約15㎜)。
花冠を上から見ると5角形に見える。花冠は長さ約20㎜、普通、白色(稀に淡紅色)。
白花と淡紅色花をベニバナマメアサガオ(form purpurata Fern)と区別することがある。
雄蕊5個、花糸は白色、葯は紫色。花柄に稜があり、いぼ状の突起が密生する。

マルバルコウソウ(丸葉縷紅草);
江戸時代末期に渡来した植物で、暖地を中心に各地に帰化している。
蔓は、3m位。葉は互生、卵形で先は鋭く尖る。基部は心形、全縁~基部に鋸歯がある。
葉柄の長さは色々。集散花序に花が2~8個つく。花柄は長さ10㎜前後。
直立して花は上向きに咲き、花冠は朱赤色で筒部が長い漏斗形(トランペット形)。
先は直径約2㎝の五画形に広がる。雄蕊と雌蕊がともに花冠から突き出る。
萼は先が5裂して細く尖っている。

シロバナツリガネニンジン(白花釣り鐘人参)  キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Adenophora triphylla var. japonica f. albiflora
ツリガネニンジン の白花バージョンが、このシロバナツリガネニンジン。
ツリガネニンジンの紫色にも色々濃淡があり白に近い花は多いが、真っ白のは見かけない。

ツユクサ(露草) ;
何処にでもごく普通に見られる草花。花は朝早く咲き、夕方には萎む1日花。
雨天時に見る露草は、ドキィっとする。艶やかというか奥深い鮮やかさだ。
茎は多肉質で柔らかく、下部は地を這って分枝し、 節から根をおろし、上部は斜上する。
葉は互生し、先のとがった卵状被針形で、基部は茎を抱く。
葉に対生して出る細い花柄の先に船形に合着した 苞の中に数個の蕾ができる。
早朝に花が苞から顔を出して咲き、日が高くなるとしおれる1日花。
だが次々と長期間咲く。1つの苞から同時に2つ以上の 花が咲くことはない。
青い花弁が2枚あるが、もう一つ白い 小さな花弁が花糸に隠れるように付いている。
萼片は3枚、半透明で小さい。 6本の雄蕊のうち、2~3本は花弁より長く突きだす。
それらは 正常に機能するが、残りは花粉の出ない仮雄蕊である。
※   ※   ※   ※    ※   ※   ※
『 時  節  感 』
早、9月も去った。今年の9月は、雑務に追われっぱなしであった。
週末、懸命に!?!散歩するように心掛けたが、気忙しく、、、。
伊豆から戻り、いつもの里山(泉の森)に季節の花を見に出かけた。
10日ほど前のこと。白色曼珠沙華は、華やかに咲き出していたが、
赤色曼珠沙華は、ちらほらで一寸拍子抜けだった。
でも種々の野草が微笑んでくれ一瞬、疲れが飛んでいった。感謝。




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《 緑・海・気・浴(33)“2020初秋の植物”❖20-84❖》

伊豆稲取細野高原。
キキョウ科の植物。
 ナンバンギセル(南蛮煙管) ハマウツボ(Orobanchaceae)      
学名: Aeginetia indica L.    
草花の茎等しっかりと確認できず花名を特定できなかった。
《“東伊豆~伊豆高原の植物探訪”❖2020/09/16❖》
『植物観察考』
ススキ(芒)    イネ科(Poaceae)
学名:Miscanthus sinensis Anderss
茎は叢生。硬くて耐久力があり分枝した先端に越冬芽がつき冬まで立って残る。
茎(稈)の断面は円形、内部にスポンジ状の髄があって中実又は中空。
葉は、中央に白い筋があり縁には堅くて鋭い刺歯がある。葉裏にも毛が少しある。
葉の基部、葉鞘、節にも軟らかい毛がある。花序は、白銀色。
小穂には、小穂は、基盤に毛があり、2小花からなるが第1小花は退化し護頴だけになり、
第2小花の護穎に途中で曲がった長い芒(のぎ)が1本ある。
葯は黄色。柱頭は褐色~暗紫色、まれに白色のものもある。
秋の七草の一つであるススキ、ススキが最もススキらしく映るは、逆光に輝く時。

シロバナツリガネニンジン(白花釣り鐘人参)  キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Adenophora triphylla var. japonica f. albiflora
ツリガネニンジン の白花バージョンが、このシロバナツリガネニンジン。
ツリガネニンジンの紫色にも色々濃淡があり白に近い花は多いが、真っ白のは見かけない。

ソバナ(蕎麦菜、岨菜)      キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Adenophora remotiflora
よく ツリガネニンジン と同じ場所に生えている事が多く、注意深く観察しないといけない。
ソバナの特徴は、花がひとまわり大きく キキョウのように花の先が少し広がる。
ツリガネニンジン とよく似ているが、花が輪生するのがツリガネニンジン。
ソバナは、一つづつ花が付く。名前の由来は、葉形が ソバ の葉に似ているとか。
シロバナソバナ(白花蕎麦菜)   キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Adenophora remotiflora
ソバナ の白花種だが、めったにお目にかかれない希少種

ハマホタルブクロ(浜螢袋)   キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Campanula punctata var. litoralis
ホタルブクロ の変種で海岸付近に生育。 ホタルブクロ の白花と同じく花の色は白。
ホタルブクロの高山型には ヤマホタルブクロ がある
ソナレヤマホタルブクロ(磯馴山螢袋)  キキョウ科(Campanulaceae) 
学名:Campanula punctata subsp. hondoensis var. maritima
ソナレヤマホタルブクロの白花。伊豆半島を中心に見られる。
潮風に耐えるためか葉は厚く艶がある。
ヤマホタルブクロ の海岸型変種らしいが、資料がない。

ゲンノショウコ(現の証拠)   フウロソウ科(Geraniaceae)
学名:Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton
別名: ミコシグサ(御輿草)
日本古来の民間薬の代表として挙げられるのがこの「ゲンノショウコ」。
乾燥した葉を煎じて飲むと20~30分で効き目が現れることからが名前の由来。
東日本では白色、西日本では紅紫色が多い。白・紅紫色の中間色のものもある。
茎はやや地を這い、下向きの毛が多く、葉は掌状に3~5裂する。
花は直径1.2~1.6㎝、花弁5個、長柄の先に1~2個つき、とても可愛いく清楚。
萼片5個、萼片の先に短い棒状の芒がある。萼片や花柄に腺毛がある。
雄しべ10個、葯は青紫色。雌しべ1個、花柱は5裂する。
コフウロ(小風露)    フウロソウ科(Geraniaceae)
学名:Geranium tripartitum R. Knuth.
茎は細く、下部では毛がほとんどなく、上部では下向きの曲がった毛が生える。
葉が3全裂するのが特徴である。花は直径約1㎝、白色~淡紫紅色。
萼の外側には腺毛でなく、長い開出毛が密生する。
ゲンノショウコの葉は3~5深裂し、萼片や花柄に腺毛が生える。
※   ※   ※   ※    ※
イズカニコウモリ(伊豆蟹蝙蝠)    キク科《Asteraceae (Compositae)》
学名: Cacalia amagiensis
草丈40~60cmの多年草。 茎は上部に縮れた毛がある。
葉は普通2個、腎形で下の1個は、長さ12~13cm、幅22cm。
上の1個は、長さ7~8cm、幅10~12cm。
伊豆八幡宮来宮神社裏から伊雄山(459m)への山道(通称そり道)の途中に群落がある。
静岡県伊豆半島全体で見られるらしい。山地の林下に生え、高さは40~60センチ。
葉は普通2枚、長い葉柄があり腎形、歯牙縁で縁に細かい微鋸歯があり基部は深い心形。
頭花は総状円錐花序に多数付き、小花は4~5個、白色で長さ11ミリほど。
総苞片は5個。

カニコウモリの葉は普通3枚、対してイズカニコウモリは葉が2枚。葉が大きく、丸みがある。
※   ※   ※   ※    ※   ※   ※
『 時  節  感 』
イズカニコウモリの花が見たくて伊豆高原方面を探訪しようとでかけた。
コウモリサンだけでは、とススキも見ようと欲張って稲取の細野高原にまず向かった。
時期的に少し早い、その分、人出はないだろうと!?!
ススキ(芒)は、昔、茎を茅葺屋根の材料として使っていた。
昔は、安価な屋根が茅葺きだったが今は最も高価な屋根が茅葺きである。
茅葺き(かやぶき)は「萱葺き」とも書かれるが、伊勢神宮では「萱」の字を使っている。
一般的にはススキ、茅、葦(アシ、ヨシ)稲ワラ、麦ワラ、笹など、身近な草を刈り、
屋根に葺いたことを広く茅葺き屋根と言われてきた。
用いる材料により茅葺き(かやぶき)藁葺き(わらぶき)、草葺き(くさぶき)と言う。
身近に勝手に生えているもの基本的に使用してきた。安価な材料で葺かれてきた。
耐久的に「カヤ40年、麦わら15年、稲わら7年」と言われている。
今はすすきの群落(草原)は、鑑賞対象。箱根仙石原は、有名で人出もすごいので敬遠。
ススキの穂先に付く実を拡大してみると、釣りの毛ばりのような姿をしている
ススキの穂は花のように見えるが、これは種の先に毛の付いた種の集合体。
イネ と同じで花びらはなく、雄しべと雌しべだけの花。秋の七草の一つ。
ススキらしいのは、逆光に輝く時だ。次回は、早朝か、夕暮れに訪ねたい。
少し散歩をしてるとキキョウ科の植物と思うが、花名を特定できない花を観た。
思い当たるのは、白花釣り鐘人参、白花蕎麦菜、浜螢袋、等々判定できず??
帰宅して資料をあさったが、特定できず。おまけに磯馴山螢袋が出てきた。
わからいので考えるのはやめた。
記録画像を整理していると、またまた分からない??花が写っていた。
現の証拠と思っているが、小風露かも知れない??
扨、さて本命の伊豆蟹蝙蝠だが、雨模様で群生地まで行けなかった(装備不足)。
来年、しっかりと準備して再訪してみたい。
※    ※    ※     ※    ※    ※



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《 緑・気・浴(32)“座間-谷戸山の夏”❖20-82❖》

谷戸山からの遠望(丹沢山地・大山)、暑く夏山を登った昔を思い出す。
メハジキ(目弾き)        シソ科《Lamiaceae (Labiatae)》
学名:Leonurus japonicus Houtt.
Leonurus artemisia (Lour.) S. Y. Hu
別名: ヤクモソウ(益母草)
ヒヨドリバナ(鵯花)  キク科 (Asteraceae)
学名:Eupatorium chinense var. oppositifolium
Eupatorium makinoi T.Kawahara et Yahara
クズ(葛)     マメ科(Fabaceae)
学名:Pueraria lobata (Willd.) Ohwi
《“里山には、コロナは、いない!?!❖2020/08/29❖》

メハジキ(目弾き);
国土のあちこちで見られる草。益母草(やくもそう)と呼ばれる漢方薬でもしられる。
茎は、弾力があり折れにくく、瞼にはさみ目を開かせ遊んだので、目弾きと名付いた。
道ばたや荒れ地で見られる草だが茎は、直立、高さ2m近くにもなる。
根出葉は卵心形で長い柄があり、鈍鋸歯または鈍い欠刻がり花時には枯れる。
葉は、表面には白毛が 点在、裏面は、密生している。
下部の茎葉には葉柄があって3深裂〜全裂している。基部は広いくさび形をしており、
裂片はさらに分裂して終裂片は線状披針形、鋭頭または鋭尖頭。
上部の葉はしだいに小形化し無柄、卵形〜披針形、最上部では倒披針形で分裂しない。
花は上部の葉腋に3~5個の花で花序を茎の周りに集めて段状につく。
萼は、先は5裂し鋭く尖る。萼の基部に刺針状の短い小苞がある。
花冠は長さ10㎜前後の2唇形で紅紫色。上唇の背面には白毛がある。

ヒヨドリバナ(鵯花);
ひよどり(鵯)の鳴く頃に咲くというのが名前の由来だが、実際には鵯は一年中鳴く!!
仲間にヨツバヒヨドリ(葉が2枚の対性)とか サワヒヨドリ 、 ハマサワヒヨドリ がある。
又、無融合生殖をおこない草原に普通に見え、全体が大きいもの、
高さ1m前後、花冠長さ5mm位、冠毛長5mm位、葉は、淡緑色で分裂しないもの、
この種をオオヒヨドリバナ(大鵯花;var. oppositifolium)という由。
他方、有性生殖をおこない山地の林床や林縁に生えている全体的に小型種、
高さ50cm前後、花冠長さ3mm前後、冠毛長4mm前後で葉が濃緑色のもの。
この種のものをキクバヒヨドリ(菊葉鵯花;var. makinoi)という。
一般的、広義にこれらを総じてヒヨドリバナと称している。
茎には曲った毛が密生し、林縁では茎が傾いたり、曲ったりすることが多い。
葉は対生、長さ15㎝前後の卵状長楕円形で不揃いの鋸歯縁がある。
葉は、普通3裂しないが、フジバカマのように3裂することもあり色々。
散房状に筒状の頭花を多数つけ、頭花の小花は5個。総苞片は覆瓦状で2列。
ヒヨドリバナは変異が多く、らしく見えるもの総てを一括りに呼んでもOKか。


クズ(葛);
クズの根からとるデンプンはかつて葛湯や葛粉、根は葛根湯として薬用に用いていた。
邪魔者あつかいされているクズだが、褐色になる直前の黄い葉は、見ごたえがある。
クズは、秋の七草の一つ。山野に普通に見られ、かつすごい繁殖力である。
葉は、3小葉で葉の裏には白毛が密生するが、毛の量は色々で殆ど無いものも見られる。
茎は長く伸び、太くなると木質化してくる。茎にも褐色の開出毛が密生する。
花は、葉脇から上に伸ばし、8月中頃に総状花序に密生して紫赤色の花を付ける。
なんとも可憐な花である。花の香りも良い。ブドウのような甘い香りが漂う。
この香りで花粉を運んでくれる蜂等を呼び寄せているのだろう。
今や厄介物とされるクズだが、往古の人々には、秋から冬の葉色に感心があったようだ。
万葉の歌人、古今集、後撰集、山家集、新古今集、花を詠ったものは少ない。
風に靡く葉、晩秋に色づく葉を詠っているものがほとんどであった。
今では、そんな風情は殆ど見られない。葉を見る前にさっぱりと刈られてしまう。
里山を散歩していて思うことである。それでも草々は、強く強く毎年姿を見せる。

※   ※   ※   ※    ※   ※   ※
『 時  節  感 』
昨年、メハジキの存在を教えて頂く。今年も猛暑だったが、再訪してみた。
暑さ故かもしれないが、訪れている人は、少ない、と感じた。
観察者には、好都合。じっくりと観察しても邪魔にならないのだから。。。!
今年は、メハジキ(目弾き) の開花が早かったようだ。
花によく集まってくると聞いた“ハラアカヤドリハキリバチ”が、見えなかった。
蜜を吸いに集まると聞いた“赤い蜂”、いないのは花期が過ぎていた証か。

植物の気候的変動もあるが、社会でも激変が起こった。
9月も半ば過ぎ、気候も政治も熱いが“新型コロナウイルス”も変だ!?!
真摯に検証しているだろうが、思慮ある政権より発表・報道をしてほしく思う。
冷静に現状を分析、方向性を示す、国・自治体からの報道が偏っている。
感染者の数値だけを報道して危機を煽っているだけではないか??
街中等に出掛けてみると、ウイルス危険度はどれほどか??と感じる。
2月頃、医師・専門家の言、コロナ恐れに足らず、は正しかった。

話は変って先日、石狩市に「樋口季一朗記念館」が開館したとの報道を見た。
今や忘れ去られた偉人。 ナチスの迫害から多くのユダヤ人を救出した旧陸軍人。
樋口季一郎中将(1888~1970年)の功績だが、ご存知だろうか??
樋口中将はハルビン特務機関長だった昭和13(1938)年に、
ナチスに追われ逃れてきたユダヤ難民を満州国に入る、脱出ルートを開いた偉人。
救出した人数は2万人等と言われている。報道に「もう一人の杉原」と呼ばれていた??
色々と資料を見聞していたことを思うと、外交官の杉原千畝(ちうね)以上の偉人に映る。
先の大戦の終戦当時、千島列島のシュムシュ島(占守島)や樺太で、
旧ソ連軍との自衛戦闘を司令指揮し、「北海道への侵攻を阻止した」軍人であった。
斯様な史実を語り繋げれるべきと思う。教育の場でも北方領土の史実を明記すべきだ。
産経新聞の報道を読んでいて、今ひとつ余り報道されていない展示館を思い出した。
領土・主権展示館(National Museum of Territory and Sovereignty)である。
竹島および尖閣諸島、北方領土等の領有権問題に関する博物館である。
日本国政府の内閣官房領土・主権対策企画調整室により2018年1月25日に開設。
東京の虎ノ門に開設された展示館。もっと宣伝して一般人も訪れて然るべき場所である。
※    ※    ※     ※    ※    ※




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《 緑・気・浴(31)“箱根-山の夏”❖20-81❖》

以上千条の滝周辺
芦ノ湖・遊覧船(海賊号??)
ヤマホトトギス(山杜鵑草) ユリ科(Liliaceae)
学名:Tricyrtis macropoda Miq.
千条の滝近くで。

センニンソウ(仙人草)    キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
学名:Clematis terniflora DC.
Clematis maximowicziana Franch. et Sav.
千条の滝に行く途中(駐車場)。
《“活気を取り戻しつつある避暑・温泉地❖2020/08/16~17❖》
ヤマホトトギス(山杜鵑草);
日頃、里で見るホトトギスは、園芸種 タイワンホトトギス との交雑種か、と思っている。
ホトトギス が1株に多くの花を付けるのに比べ、ヤマホトトギスは3~5個と少ない。
ホトトギスとの違いは、花びら片が上下2段に付き、高く突き出ている。
葉は互生し、長楕円形で先が尖り、縁が波打つ。花は茎頂や上部の葉腋に上向き。
だが、ヤマジノホトトギスでも花被片(花弁)が反曲しないこともある。
花柱の基部に班紋がないとヤマジノホトトギスと混同する程、識別が難しい。
北海道西南部・岩手県以南の各地で自生するが、埼玉では絶滅危惧Ⅱ類(VU)。

センニンソウ(仙人草);
一見すると草本に見えるが木本つる性の低木。茎の基部は木質化する。
葉は奇数羽状複葉、小葉は3~7個。小葉は全縁、先の尖った卵形が多い。
しかし尖らない、幅が広い、切れ込みが一部ある等々変化が多い。
花序は円錐状で立ち上がり、多数の花をつけよく目立つ。
花は直径2~3㎝、十字形の花弁に見えるのは白色の萼片。雄蕊多数、雌蕊10個程度。
和名は、種子に付いている白毛を仙人の白髭に見立てた。
茎や葉に触れるとかぶれを起こすことがある。
※   ※   ※   ※    ※   ※   ※
『 時  節  感 』
猛暑続きの最中、箱根に。滞在した宿は以前、紅葉を見に訪れた場所近くだった。
紅葉散策した時、“千条の滝”なる案内表示を見かけたのを、思い出して。
“千条の滝”これを、せんじょうの滝、と思っていたが、正しくは、ちすじの滝だった。
蛇骨渓谷の上流部に位置し、古い山路・箱根越えの湯坂路脇に位置する。
水が千の糸となって流れ落ちる事でことから千条の滝と呼ばれる由。
幅20m、高さ3m程の滝、苔むした岩肌に角の取れた大小様々な礫が見れる。
場所は小涌谷近くで、かつてはこの周辺を「小地獄」と呼んでいたらしい。
箱根山中を実感する場所だった。ポタリングには良い静かな場所である。
今回の余録として、洋食屋巡りもしてみようなどと。。。!
箱根で代表的なホテルとして君臨する「富士屋ホテル」厨房のOB達のレストラン。
そんなシェフたちが、小さく開いてる洋食屋が箱根周辺に幾箇所かある。
集まりの前に、まず足柄にあるフランス風ビストロ(食堂)で昼食をとった。
東名の大井松田インタ-をおりてそのまま金時山下を通って仙石原に??
今年春に開通するはずだった県道が、昨秋の豪雨で開通が遅れている。
大井松田から小田原に掛けては「富士フィルム村」と呼びたい場所でもある。
それ故か、幾つかの小さなお洒落な洋食屋さんが点在している。
其の中で、最も庶民的な洋食屋で昼食を取った。味は、天下一品だった。
夜は、創作和食。これも美味だったが、翌日の昼食のイタリアンも良かった。
ブサイクな集まり前後の楽しみ。食事と温泉がなければ、参加しないか??
※    ※    ※     ※    ※    ※




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