《襍・/・囈 “ 懐かしの高山植物(10)” ❖ ’23-84 ❖》

白馬山塊は、高山植物の宝庫。
杓子岳稜線もお花畑。


上の二枚は深山塩釜。
ミヤマシオガマ(深山塩釜) ハマウツボ科(Orobanchaceae)
学名:Pedicularis apodochila Maxim.
記念切手、高山植物シリーズのミヤマシオガマ。
《 “北アルプス初山行で見た花” ❖ '1964/07 ❖ 》

盛夏でも豊富な残雪があり、明るい稜線に礫地や草地の山肌という環境。
典型的な高山植物の生育場所が見られる白馬山周辺。
山麓には豪雪地帯に特有な日本固有種、「キヌガサソウ」も見られる。
種レベルだけでなく、属レベルでの固有種であることにも驚く。
豪雪地帯故か、緯度的には森林限界が低く、高山植物の生育環境面積が広い。
地質も変化に富み、白馬鑓ヶ岳付近の石灰岩地帯は、独特の環境である。
国内唯一と云える北極周辺のツンドラに生える小さな植物が何種も自生する。
一般登山道からは見られないのが残念。学生時代調査に同行して知った。
初登山初日、白馬の雪渓に疲れ植物など思う余裕がなく唯々小屋を目指した。
2日目のご来光に感激、縦走途の杓子岳斜面に見た深山塩釜が印象に濃い。
ミヤマシオガマ(深山塩釜);
高山の礫地や草地に生育する高さ10 - 20 cmの草本。 日本固有種。
根生葉は多数束になり,長い柄があり羽状に全裂,裂片も細かく深裂する。
葉の間から伸びた花茎の先に紅紫色の花を輪生状に多数つける。
花の上唇は丸みを帯びて,先端に小さな突起がある。下唇は三中裂している。 

「令和伍年(皇紀2683年)8月19日、記」

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