右がジネストさん。この服は、たぶん患者さんに与える印象とか、目に入りやすく記憶に残りやすく、とか、意図的に選んで着ているのでしょう。私はパッチアダムスを思い出しました。
「認知症高齢者を支えるよりよい介護とは」というタイトルにひかれて、公民館の講座を受けに行きました。でも内容にはそれほど期待はしていなかったのです。高齢者施設に腹話術のボランティアでよく行くし、母も高齢だし、必要な知識を得ておいたほうがいいだろうくらいに、思っていました。
ところが!
私の心が振動することが!
ユマニチュード、という、認知症ケアの形を知っていますか?
マグニチュード、じゃありません、ユマニチュード。
その実際の様子を紹介したテレビ番組の、ビデオを見せてもらいました。
フランス人であるジネストさんという大きな男性が、認知症の方々が入院されている病棟を訪ね、ケアを実践し、医療スタッフ向けに研修をするという内容。
白いシャツに真っ赤な吊りズボン、モシャモシャの髪の毛で、明るく暖かな印象のジネストさん。患者さんの視界に遠くから入り、話しかけながら近づいていきます。アイコンタクトしながら、話しかけ患者さんに触れていく.....
単なる陽気で優しい感じのガイジンさんなのか、、、、と思いきや、それまで医療スタッフの言うことを聞こうとしなかった患者さんの表情、動きが変わっていきます。笑ったり、自分からケアを受け入れたり、立ち上がったり。
ユマニチュードは「魔法のケア」と言われるのも分かる気がする変化の様子でした。
ユマニチュードという方法はフランス人のイブ・ジネストさんらが研究し確立させた、ケアの方法。フランスやアメリカでは数年前から取り入れられ、介護施設、医療現場で効果を上げているとのこと。
ジネストさんはもと体育の教師で、介護現場の職員が腰痛になることが多く相談を受けたことがきっかけに、介護医療現場での研究が始まったそうです。
見る、話す、触れる、立つ、などの柱があり、
150種類の基本的な技法が確立されていて、それを組み合わせて行うそうです。
詳しく書かれたサイトを見つけたので、ちょっと覗いて見てください。
http://helpmanjapan.com/article/5140
この日の講義の前半は、認知症に関する基礎知識を学ぶ内容だったので、聴きながら、
「人間の尊厳を大切に、とか、その人らしさを大切にすること。なんて言葉で言っても実際にどう表現すればいいのか、自分に任されるんだなあ〜」と、
漠とした不安があった。けれど、
後半それが一変し、認知症の方に接すること、ケアをすることのイメージが暗く難しいものから、明るいものに変わる、大きな可能性を感じたのでした。
認知症ケアだけでなく、
あらゆる人とのコミュニケーションに置いて、参考になる方法論だと思いました。
沢田知可子さんのライブに行きました。来年デビュー30周年を前に、今年は30のチャレンジをするということで、ステージでタップダンスとウクレレを披露。そのタップの先生が、私の先生で、今回、ライブのご案内を頂いたのでした。場所はCottonClub。美味しいお料理とお酒をいただきながらのショータイムでした。
こんなお洒落なところで、ショーをお客さんとして体験するのは初めてでドキドキ。
さてさて一曲目からプロの歌謡ショーとはこういうものかと思い知らされました。ようこそ!というオーラが輝く余裕のSmileで登場、歌い始めた沢田さん。え?いつ息を吸ってるの?!なんて自然なの?!プロなのですからあたりまえのことでしょうが、歌と沢田さんが一体になってることに驚いてしまい、あーーー、、、、、と自分のパフォーマンスを思い返してしまいました。
先月、市内敬老会を周り、腹話術を必死にやってた自分が思い出されて、ぜんぜん余裕が無かった自分は、もうー!自分なんだったんだ!コレだよこれ!このオーラこそがプロだよ!と、心の中で自分に言い聞かせていました。
聴衆を巻き込む迫力と、言葉を大事に丁寧に届けてくれる歌い方と、、、確かに歌は時間と空間の違う世界に連れて行ってくれる力があるんだなあ、と、それを感じることができて幸運な一夜でした。
どの曲も素敵でしたが、とりわけ、アンコール曲のSmile。15才のウクレレ奏者とのコラボはいーい感じで(言葉がありきたりですが)、はーあー、、、お客様を楽しませるとはこういうことか!と、楽しみながらガーンと打たれたような気分でした。
Smile、、、歌詞を調べました。いい曲ですね。歌えるようになりたい。もちろんプロとしての余裕のスマイルで、、、、。
貴重な機会を下さった、タップのC先生に感謝いたします。
あと、つきあってくれた彼(夫)にも。
友人に教えてもらった、紙一枚を折って作る おしゃべりウサギ。
A4コピー用紙とハサミとセロテープとマジックペンでちゃちゃっとできました。腹話術のお相手ですな。
昨日見た映画は、アイルランドが作成した「フラワーショウ!」
英国の伝統あるガーデニング大会で、見事に金メダルをとった、メアリー・レイノルズという女性の、実話。
メアリーは若く、才能のあるガーデンデザイナー。故郷アイルランドの大自然の中で育ち、野草を愛している。彼女のデザインする庭は、野草や樹木がのびのび生えている自然の庭。そのコンセプトを世界中に広め、自然保護を訴えることが彼女の大会参加目的でもあった。
原題はDare to be wild だそうで、こっちのタイトルのほうがいいと思う。
dare 敢えて〜する だから、思い切って自然に帰ろうよ!とか ワイルドでいこうよ!とか?そんな感じかな。
山査子サンザシという木がこの映画の中で重要視されていて、彼女の分身のような、守り神のような存在。
「花言葉は希望よ」というせりふも出てきた。
hawthorn別名メイフラワーとも言われ、西洋の生垣によく使われる、バラ科の樹で、秋には赤い小さな実を沢山つけるらしい。そういえば西洋児童文学にもサンザシはよく出てきた気がする。
この植物に興味を持つきっかけになったし、砂漠を緑化する活動をして成果を上げているヒューチャーフォレストという団体のことも知ったし、
よかった!
粘土人形も団員手作り。
10月8(土)夜と9(日)昼の2回公演。
西武新宿線狭山市駅より徒歩7分
狭山市民会館。
去年まで所属して、役者や脚本演出していた、市民劇団の公演がせまってきました。埼玉県狭山市。20年続いている社会人劇団です。センセイや指導者はいない、自分たちでまず楽しめる脚本を、探したり、団員が書いたりして、年一回の公演しています。前売り500円なんて安すぎる!
広島カープみたいに、将来、市民に愛される劇団になれたらいいなあ。カープ優勝おめでとう!
手前みそですが、本当に毎回面白い舞台をつくっています。
狭山市民劇団ステップ です。
会場であるグループホーム施設のリビングに、貼ってあったかわいいポスター。
今日はグループホームの敬老会に呼んでいただき、20人くらいの方々に見ていただきました。認知症の方が対象の施設で、二回目の訪問でした。楽しめる演目は何だろう?長〜いことあーだこーだ考えてしまって、結局のところ、
サニーくんと、キョロちゃんと、富士子さんになりました。
終わると、いつも、もっともっとゆったりと、気持ちに余裕を持って表現したいと思います。
施設の方には、「動物や、見た目で楽しめるものだったので、よかったです。」と、感想をいただきました。
もっともっと修行しなくては。自分の中の遊びゴコロを耕さなくては!
公演の最後に握手会をさせていただき、富士子さんと握手や、サニーくんを撫でていただいたり、と、喜んでいただけたようでしたので、ほっとしました。
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