ファルコン植物記(302)赤紫色の花【ホトケノザ】
May
3
シソ科オドリコソウ属で、 「ダンギク(段菊)」(シソ科) とよく似た形状で、葉の塊が段々になっていますので、別名「サンガイグサ(三階草)」と呼ばれています。
シソ科特有の四角い断面の茎葉柔らかく、下部で枝分かれして先は直立しています。
上部の葉脇に、長さ2センチほどの赤紫色の唇形状の花を咲かせます。
筒状の花が咲き終わりますと、つぼみのままの「第2の花」を付け、これを「閉鎖花」と呼び、花を開くことも昆虫の媒体もいらず、自稔性で結実します。<写真は、花と閉鎖花です>
「ヒメオドリコソウ」と同様、種子には「エライオソーム」という成分があり、蟻の好物で巣に持ち帰り、食べたあとの種だけを地面に捨てる働きにより、子孫を増やす「アリ散布植物」です。
<春の七草>に言われている「ホトケノザ」は、キク科の「コオニタビラコ(小鬼田平子)」を指し、この花ではありません。
Posted at 2012-05-03 20:08
People Who Wowed This Post
Posted at 2012-05-04 05:57
People Who Wowed This Post
Posted at 2012-05-03 22:16
People Who Wowed This Post
Posted at 2012-05-04 09:29
People Who Wowed This Post