北向きのお庭ですが、全面に【ヒメヒオウギ(姫檜扇)】が咲いていました。
アヤメ科アマノテカ(ラベイルージア)属の植物で、原産地は南アフリカ、正式名称としては「アマノテカ・ラクサ」です。
地際から平べったくて細長い葉を出し、葉の間から細い花茎を出して、花径2センチほどの赤紅色の花を咲かせます。
花は元の部分が3センチほどの筒状をしており、先端に6枚の花弁を広げ、花弁の下の3枚の付け根には黒みがある濃紅色の斑紋が入ります。(写真では、斑紋の出ている花弁が4枚の変異種を撮影しています)
「葉」が平安時代の正装時に用いられた檜でできた扇に似ていることからの由来です。
よく似た花の名前に 「ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)」 があります。
秋植えの球根で花を咲かせますが、種子からも発芽することのできる、繁殖力旺盛な【ヒメヒオウギ】ですので、このお庭の花も、きっと種子が散らばったものだと眺めておりました。
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Posted at 2012-07-08 14:48
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Posted at 2012-07-09 00:49
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