ファルコン植物記(449)ギザギザの葉【セイヨウタマシダ】
Aug
17
ツルシダ(タマシダ)科ネフロレピス(タマシダ)属の、常緑多年性シダで、世界の熱帯・亜熱帯に広く分布しています。
別名としては、属名の「ネフロレピス」で呼ばれています。
シダといえば、すぐに思い出す形状がこのギザギザの葉で、もっとも一般的な種類だと思います。
日本にも「タマシダ」は自生しており、<切り葉>としてよく利用され、鉢物としてよく目につくのが【セイヨウタマシダ(西洋玉羊歯)】(エクサルタータ)で、特に「ボストンファーン」というのが最も有名な品種です。
地中の根の先に毛深いビー玉状のようなものを作り、その中に水分を貯め込んでいます。
これが「タマ」シダの名称の由来で、かなりの乾燥でも丈夫なシダのひとつです。