ファルコン植物記（７０５）赤紫色の花【オオアラセイトウ】

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ＪＲ神戸駅山（北）側の花壇の中で、きれいに咲き誇っている【オオアラセイトウ（大紫羅欄花）】を見つけました。

アブラナ科オオアラセイトウ属の耐寒性のある多年草ですが、日本の猛暑には弱く、一年草扱いにされています。
原産地は、シベリアから西アジア・ヨーロッパにかけて分布しており、属には約２０種が分類されています。

茎の上の方に直径２～３センチの赤紫色の十字状の４弁花を、総状花序に付けます。
夕方になりますと、非常によい香りを漂わせるところから、属の「Ｈｅｓｐｅｒｉｓ」はギリシャ語の「夕方」に由来しています。

正式名称の【オオアラセイトウ】は植物学者の牧野富太郎が命名していますが、別名「ムラサキハナナ（紫花菜）」と呼ばれ、また諸葛孔明が成長が早いので戦いの時に陣地に植えて食料とした故事に因み「ショカツナ（諸葛菜）」とも呼ばれている花です。

#園芸 #花

Commented by ペガサス
Posted at 2013-03-23 17:15

綺麗な花ですね。食べられるのですか

Commented by ファルコン
Posted at 2013-03-24 02:22

アブラナ科ですので、「葉」を食用にできます。
あまり作られないでしょうが、当然「種」からも「ナタネ油」がとれますよ。

Commented by 紫
Posted at 2013-03-23 18:15

こうして注意して観ると、確かに十字ですね。

アクセサリーのモチーフにありそうです。

Commented by ファルコン
Posted at 2013-03-24 03:25

自然の造形に勝るものはないようで、多くのモノが花や植物からのイメージが多いとおもいます。
典型的なのは、やはりガウディーのデザインでしょうか・・・。

Commented by 岩魚太郎
Posted at 2013-03-23 18:37

花の美しさは何処からきているのせしょうか？
何故人は、その美しさに心が和むんでしょうか？

醜い花ってあるんでしょうか？？？

Commented by ファルコン
Posted at 2013-03-24 03:50

自己完結で結実する植物もありますが、多くは昆虫などの力を借りての受粉が必要になります。
植物が進化する過程の中で、より適した昆虫が飛来するように、花も形や色に特化してきました。
その苦心の最終の姿が、私達が眺めている今の完成された花姿で、無駄のない形に感動を覚えるのだとおもいますね。
醜い花、んん～、おもいつかないですねぇ・・・。　（苦笑）

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