ファルコン植物記(1107)白色の花【ミチタネツケバナ】
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アブラナ科タネツケバナ属のヨーロッパ原産の帰化植物で、1974年鳥取県で帰化が確認されて以来、急速に各地に拡大した野草です。
草丈は伸びても30センチ程度、柄のある花が花茎に均等に付く総状花序をなし、<蕚片>は4枚あり長い楕円形で花弁よりも短い形状です。
日本には属として10種ほどが自生していますが、この【ミチタネツケバナ】の雄しべは4本で、よく似た「タネツケバナ」は6本ありますので区別は容易です。
写真ではまだ緑色で未熟ですが、花後には長さ2センチほどの細長い円柱形の長角果が、棒のようになって上向きに熟します。