ファルコン植物記(1122)黄色の花【エリシマム】
Apr
13
アブラナ科エリシマム属に分類される、原産地はピレーネ・アルプス・バルカンなどを中心とした南ヨーロッパで、花のの名は、<ヒポクラテス>が用いた古ギリシア名の「erysimon」にちなんでいます。
日本で主に栽培されているのは「ウォールフラワー」を元に改良された品種で、園芸業界では旧属名の「チェイランサス」で流通しているかもしれません。
和名としては「ニオイアラセイトウ」で、その名の通り花は変わった甘い香りがします。
「アラセイトウ」は「葉ラセイタ」を語源とし、ポルトガル語の「ラセイタ(羅背板)」は「ラシャ(羅紗)」に似た布のことで、毛で覆われた葉が似ていることによります。