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- ファルコン植物記(1134)【ニゲラ】「アフリカンブライト」
【ニゲラ】として一般的に流通しているのは「ニゲラ・ダマスケナ」ですが、これはその園芸品種として、イギリスの<T&M(Thompson & Morgan)>社で作出されている「アフリカンブライト」です。
【ニゲラ】は、キンポウゲ科クロタネソウ属の1年草で、日本には江戸時代に渡来しています。
和名の「クロタネソウ(黒種草)」は、花後に大きく膨らんだ裂開果を実らせ、熟すと黒いタネを散布させることに由来しています。
葉は細かく裂けて細い糸状をしており、茎は枝分かれしてその先に一輪の花を咲かせます。
花径は3~5センチ、色は白色・青色・桃色等があり、花弁に見えているのは<蕚片>で、本来の花は退化して目立ちません。
「ブラッククミン」と呼ばれ、カレーのスパイスとして用いられるタネは<ニゲル・サティバ>という品種から採取されたモノです。
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