今年の読書(67)『アナーキー・イン・ザ・JP』中森明夫(新潮文庫)
May
23
主人公は、パンクロックにはまっている17歳の高校生<シンジ>ですが、パンクの王様<シド・ビシャス>のお告げを聞こうとイタコのばあさんの祈祷所に出向くのですが、間違えてアナキストの<大杉栄>の霊を呼び出してしまい、<シンジ>の脳内に住みついてしまいす。
没(1923年9月16日)後90年を経た日本において、<大杉栄>と<シンジ>の取る行動が何とも絶妙な二人三脚で、破天荒な物語が繰り広げられます。
<幸徳秋水・菅野須賀子・神近市子・甘粕大尉>など、<大杉栄>の身近な登場人物名が多数登場、史実に基づいた歴史物としての裏付けもあり、高校生の痛快青春物語として、これはなかなかの力作でした。
Posted at 2014-06-03 16:30
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Posted at 2014-06-03 16:37
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