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- ファルコン植物記(1164)白い斑紋のある【カキツバタ】
<いずれアヤメかカキツバタ>とよく言われますが、本来『太平記』の中では<源頼政>が、怪しい鳥を退治した褒美として12人の美女から選ぶようにと言われた時に詠んだ歌ですので、あまりいい例えではないような気がしています。
【カキツバタ(杜若)】はアヤメ科アヤメ属の草本で、1770年頃、ロシアのバイカル湖付近で発見され、日本においては江戸時代に品種改良が行われてる古典園芸植物のひとつです。
湿地や水辺に群生し、梅雨前の5~6月頃にかけて開花、内花被片が細く直立し、垂れ下がる外花被片の中央部に白ないし黄色の斑紋が入ります。
昔は花の汁で布を染めたので「書き付け花」と呼ばれ、徐々に変化して「カキツバタ」になりました。
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