今回の<佐々木房甫>先生の作品は、 「トクサ(木賊)」 が左上部に長く伸び、青紫色の「リモニウム(スターチス)」、黄色い中輪の「菊」と白い「小菊」、小さな葉の枝物での構成です。 「菊」はもとより、「木賊刈る」は秋の季語ですので、さすが歳時記的に先生は素材を選ばれているのだと感心しました。 < とくさ刈る その原山の 間より みがき出でめる 秋の夜の月 > 源仲政 歌が詠まれた平安時代には、「トクサ」を刈って生計を立てていた人たちがいたはずで、秋の夜の静かな光景よりも、月を愛でる貴族と土にまみれる平民の身分の差を感じる歌です。
Posted at 2014-11-02 00:32
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Posted at 2014-11-02 01:17
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Posted at 2014-11-02 05:32
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Posted at 2014-11-02 13:21
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Posted at 2014-11-02 21:28
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Posted at 2014-11-02 21:35
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