ヨーロッパ原産の帰化植物として、1890年ごろに東京で確認されているゴマノハグサ科クワガタソウ属の【オオイヌノフグリ(大犬陰嚢)】です。
春先のこの時期、路傍や空き地では良く見かけますが、なんと石垣の隙間から青紫色の花を咲かせていました。
左側に見える赤紫色の花は同じゴマノハグサ科の
「ヒメオドリコソウ」 も、2種の間に挟まって顔を出しています。
花径1センチばかりの【オオイヌノフグリ】の花弁は4枚ですが、それぞれに大きさが違い左右対称形になっています。
晴れた日には多くの花数で目を楽しませてくれますので、<一日花>としての短命さに気が付きにくい花です。日が落ちますと花弁を閉じてしまいますが、二日目に咲く花も、たまにあるようです。