ファルコン植物記(1487)<チューリップ>(17)【ミステリーパロット】
Apr
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今回、見事に花が開いた【ミステリーパロット】と遭遇、なんともいえぬ妖艶さにしばし見とれてしまいました。
<チューリップ>には、「ユリ咲き」・「フリンジ咲き」・「スプレー咲き(枝咲き)」などがありますが、本種は「パロット咲き」といい、花弁の縁に切れ込みが入りフリル状に波打ち、「オウム(=パロット)」の羽に似ているということで命名されています。
「一重咲き」の突然変異種で生まれた「パロット咲き」ですが、『花の西洋史事典』(アリス・M・コーツ著)によりますとこの系統は1620年まで遡れ、当時は花弁の形状から病気ではないかと危惧されたようです。