ファルコン植物記(1529)白色の花【ムギセンノウ】
May
15
ナデシコ科ムギセンノウ(リクニス)属の耐寒性一年草で地中海沿岸が原産地、ヨーロッパでは麦畑の雑草として扱われて園芸的な価値は低く、日本には1877(明治10)年に導入されています。
花径は5センチ程度、5枚の花弁には縦筋がはっきりと入り、草丈は1メートル近くにもなり、茎葉は柔らかな産毛で覆われており、銀色がかった緑色をしています。
別名としては学名から「アグロステンマ」や「ムギナデシコ(麦撫子)」と呼ばれ、ギリシア語の「agros(畑・野原)」+「stemma(花冠・王冠)」の合成語で、「畑に美しく咲く」の意を持ちます。