植物学者の故<牧野富太郎>が、1928(昭和3)年に植物採集の旅行中、信越方面で見つけたのがこの【ヒメアジサイ(姫紫陽花)】です。
葉が光沢のある「ホンアジサイ」と違い、手まり咲きとして女性的で優美な姿から和名が命名されており、「牧野姫紫陽花」とも呼ばれます。
枝の先に10~20センチ程度の球状になり、だいたい5個の花房に分かれており、花姿はゴツゴツとした感じに見えます。
青色の装飾花と両性花入り混じった花序を付け、本種の色は鎌倉の紫陽花寺として有名な「明月院」にならって、「明月院ブルー」と呼ばれています。
この【ヒメアジサイ】の生い立ちは定かではなく、「エゾアジサイ」と「ホンアジサイ」の自然交雑種ではないかと考えられ、自生種は見つかっていません。
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Posted at 2015-06-25 15:54
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Posted at 2015-06-25 15:59
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