漫画家<ジョージ秋山>さん(74)の代表作で44年続いた 「浮浪雲」 の最終話「神隠し」が、20日発売の小学館発行の漫画誌『ビッグコミックオリジナル』最新号に掲載されています。1973年に連載が始まった物語は、計1039話で幕を下ろしました。<秋山>さんの「語録」も掲載され、完結を受け「長い旅だった…」とした一言が載せられています。
「浮浪雲」は幕末の東海道・品川宿の問屋場の主人「浮浪雲」が活躍する時代劇。自由気ままな遊び人ながら義侠心もある主人公を軸に市井の喜怒哀楽を描き、さらりと語る人生訓も好評でした。
最終話は、「浮浪雲」の不在を案じる周囲をよそに本人がひょうひょうと現れ、無言で海辺にたたずむ場面で終了。「はぐれぐもひとつ 青い空 潮騒寂し」の一句で締めています。
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