閉店「かこがわ新鮮食材市場れんばい」@加古川市加古川町
Dec
16
売り上げの低迷と、運営する加古川廉売市場協同組合組合員の高齢化が理由だそうです。強制立ち退きと火災による2度の取り壊しを乗り越え、庶民の台所として愛された同市内最古の小売市場が、90年の歴史に幕を下ろします
1927(昭和2)年、加古川町公認第1号の加古川廉売市場として誕生。食料品を中心に35店舗でスタートしました。しかし、太平洋戦争末期の1945年7月、当時の町役場に隣接していたことから、強制取り壊しと撤去の憂き目に遭っています。1946年に営業を再開しましたが、1980年、放火による火災が市場を襲い、全焼。1カ月後に再開を果たし、1981年、現在の店舗を建設しています。
その後、大型スーパーとの競争が激化。店頭での青果市や宅配サービスなどでてこ入れを図りましたが、売上高はピーク時の半分にまで落ち込み、2017年3月期の売上高は2億3千万円でした。