「都営浅草線・新型車両5500形」@東京都交通局
Dec
10
5500形は、浅草線を走る東京都交通局の車両としてはおよそ20年ぶりとなる新型です。「日本らしさとスピード感が伝わる車両」をコンセプトに、外観デザインは歌舞伎の「隈取り」を現代風にアレンジしたといいます。
外国などから来たお客様に「東京らしさ」を感じていただける車両として、内装も、「和紙」や「寄せ小紋」、「江戸切子」といった伝統工芸品の柄をシートやカーテンなどに取り入れ、随所に和のテイストを取り込んでいます。
これまでの5300形と比べると、5500形は8両編成のうち電動車(走行用モーターを搭載した車両)を2両増やし6両に。最高速度も110㎞/hから120㎞/hに向上しています。都営浅草線が京急線や京成線、北総鉄道などと相互直通運転を行うなか、5300形はそのスペックから、京成「スカイライナー」や「アクセス特急」が走る「成田スカイアクセス線」へ入ることができなかったそうです。5500形はこれが可能で、東京都交通局としては今後、京成電鉄などから求められれば対応していく構えです。