「新型レール削正車」@JR東海
Apr
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レール削正車は、高速回転する複数の砥石を車体下部に搭載した大型の保守用車です。列車がレール上を繰り返し通過すると、レールの表面にわずかな状態変化が生じ、傷が付きやすくなります。このため、レール削正車を使ってレールの表面を定期的に削り、状態を整えて、レールの寿命を延ばす作業が行われています。
JR東海の在来線では、列車本数の多い東海道本線、中央本線で、列車が走らない夜間の時間帯にレール削正車でレールを削っています。
新型レール削正車はスペノ・インターナショナル社(スイス)製。特長として、出力向上や動力伝達機構の見直しといった制御装置の改良を行い、砥石のレールへの押し付け力を強化。レール削正時の走行速度を現行車両の5km/hから8km/h程度にアップし、削正可能距離を現行の約1.5倍である1時間あたり300mに向上させています。
設備投資額は約11億円。使用開始は4月11日(水)の予定です。