『人魚の眠る家』@<堤幸彦>監督
May
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「娘の小学校受験が終わったら離婚する」そう約束した仮面夫婦のもとに、ある日突然、娘がプールで溺れたという悲報が届く。愛するわが子は意識不明のまま、医師から回復の見込みはないといわれる。深く眠り続ける娘を前に究極の選択を迫られた夫婦が下した決断、そのことが過酷な運命の歯車を動かしていきます。
今回初公開となった本篇映像は3カット。物語の舞台となる家の俯瞰、庭先で眠る少女の姿、そして「答えてください。娘を殺したのは、私でしょうか?」という衝撃的な問いかけとともに複雑な表情でカメラを見つめる母親・薫子(篠原涼子)の姿がおさめられています。
原作者である<東野>が「こんな小説を自分が書いていいのか?今も悩み続けています」と語ったほどの衝撃作である本作。その感涙の結末に期待したい。
単行本は幻冬舎からすでに刊行(2015年11月18日)されていますが、今月末に文庫本が刊行される予定です。