本日の<グーグルロゴ>は、ドイツの動物学者、野生動物の映像作家<ハインツ・ジールマン>(1917年6月2日~2006年10月6日)の生誕101周年のデザインです。
ドイツの「Rheydt:ライト」(現:メンヒェングラートバッハ)で生まれ、1924年に両親と共に、東プロイセン(現:ポーランド辺り)へ移住。そこで、映画(特に動物の映画)に影響を受け、双眼鏡を片手に動物の観察が日課となっていきます。
彼の動物に関する興味は、一切薄れることがなく、1938年、野鳥を題材にした初のサイレント映像作品を制作、更に、動物を観察し、新たな作品を生み出そうとしましたが、その頃から「第二次世界大戦」が勃発、「無線通信士」としてポズナン(現:ポーランド西部)に駐留。
幸い、その時に「ポズナン大学(アダム・ミツキェヴィチ大学)」に通い、生物学と動物学を学ぶことができました。その後は、クレタ島に移り住み、自然動物の観察を続けます。
ところが、ドイツは戦争に負けたため、英国軍の捕虜となってしまいます。捕虜となってしまいましたが、彼の動物写真家としての知識、技術が高く評価され、英国BBCのために映像作成することを許可され、その時の映像がイギリスで高く評価されました。
特にキツツキを題材にした「Zimmerleute des Waldes(1954):森の大工」は、これまであまり知られていなかったキツツキの生態を明らかにしたことで、高い評価を受けました。
1958年、ベルギー国王「レオポルド3世」の後援を受け、ベルギー領コンゴ(現:コンゴ民主共和国)でゴリラの映像作品「:森の君主」を制作。
1962年にはガラパゴス諸島のドキュメンタリー作品「ガラパゴス 世界最後の秘境」を制作。この作品はベルリン映画祭にて銀熊賞を受賞しました。
1963年には、まだ発見されていない新種の鳥を探して、パプアニューギニアのジャングルを探索。「ニューギニアのジャングルにて」を制作。その後も、各地を訪れ、様々な作品を残しました。
1971年に制作したアメリカのドキュメンタリー作品「大自然の闘争 驚異の昆虫世界」では、「アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞」を受賞しています。
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Posted at 2018-06-01 17:02
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Posted at 2018-06-02 00:52
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