EVミニカー「マイクロリーノ」
Aug
17
現代版イセッタとも言うべき「マイクロリーノ」を開発したのは、スイスに住む<オリバー>さん(24)と<マーリン>さん(22)のオウボーター兄弟。当時の単気筒を20馬力の電気モーターに変更し、エンジンなどの強化を図った一方で、正面に設置されたドアなどは当時の「イセッタ」そのままです。
現代版キックスクーターの開発で知られる<ビム・オウボーター>氏を父親に持つこの兄弟は、「マイクロリーノ」を12月に公開する予定です。試作品2台を中国で製造し、そのうち1台を2016年のジェノバ自動車ショーで公開したところ、反応は上々でした。
<オリバー>さんは「いまの自動車は、通常利用には大きすぎる」と指摘。統計では走行距離が35キロメートル以下、1.2人乗りが平均的だと語っています。数日で500件の予約が入り、すでにリストはいっぱいだとか。
「マイクロリーノ」はイタリアの電気自動車メーカーのタッツァーリで製造される見込み。販売価格は1万2000ユーロ(約151万円)。