今年の読書(56)『優雅で野蛮な女になる方法』光野桃・齋籐薫(新潮文庫)
Oct
24
本書は、1998年7月から2001年1月まで雑誌『フィガロ・ジャポン』で連載されていたエッセイを本にまとめたものです。同じテーマで、「私はこう思うの、あなたはどう思う?」「そうね、私は・・・」というお手紙のやりとりのような構成になっていて、女性同士の会話のスピード感そのままの文章で、ハイレベルな「女の井戸端会議」という印象が残りました。
特に色に関する項目「赤の口紅」・「グレー」・「白い服」・「色もどり」などは、男と違った視点が感じられ、面白く読めました。
常にョ性の美と生き方に前向きな姿勢に、お二人のエネルギッシュさがあふれている一冊でしたが、男性としては少し肩がこる内容でした。、