くし揚げ店「串乃家」を神戸、大阪で展開する神戸ファインフーズ(神戸市灘区)が3月25日、民事再生法の適用を神戸地裁に申請し、保全命令を同日受けたことが報道されています。帝国データバンク神戸支店によると、負債総額は約6億5千万円。
肉牛牧場を経営する神戸畜産(丹波市)が同社の支援に名乗りを挙げており、店舗や屋号、従業員は引き継がれる見通しです。
1979年設立。「串乃家」の屋号で神戸市中央区や大阪市に店舗を展開するほか、神戸、東京、大阪の「デパ地下」にも出店。ピーク時の2009年3月期には売上高約9億1300万円を計上していました。
しかし、消費減退と競争激化などで2018年3月期には約6億4200万円に下落。赤字経営が続いていたようです。不採算店の閉鎖や人員削減に踏み切りましたたが効果は限定的で、自主再建を断念してでの民事再生法の適用のようです。
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